この「聖書と福音」の放送の最後に、毎回ゴスペルが流れます。その中に男性四人のコーラスで「コル・シャローム」というグループがあるのをご存じでしょうか。私はもともとこのメンバー四人と同じ教会にいました。
十年以上前のある日曜日、こんなことがあったんですね。私の右にテナー、左にバス、そして後ろにアルトのパートを受け持つメンバーが座っていたんです。つまり、その時の私の座った位置は「聖書と福音」でおなじみの那須さんのパートの位置なんです。
賛美の時間が始まりました。私はこの日の賛美の心地よさを今でも覚えているんです。いつものように主旋律を歌っただけなんですが、耳から入ってくる私の歌声は、今まで聞いたこともないような、それはそれは美しいものだったんですね。私は思わず、自分が、歌がうまくなったんではないか、と勘違いするほどでした。言うまでのありませんが「コル・シャローム」のハーモニーのおかげです。
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さて、リスナーの皆さんの中には受験生の方もおられることでしょう。そして受験生の方にとって何より待ち遠しいのは合格通知だと思います。
合格通知をもらったら一年間の労苦が報われたという気持ちになりますね。そして、新しく始まる学生生活に心が躍ることでしょう。合格という良い内容の通知はそれを受け取った人を幸せにするのです。
今日は神が私たちに与えてくださった究極の良い通知、良き知らせを紹介したいのです。それは福音です。福音というのは神の祝福の音信という意味なんですね。
神様があなたのためにしてくださったことについてのお知らせなのです。そこで、今日神からの救い主、イエス・キリストがあなたのためにして くださった三つのことをお知らせしましょう。
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何年か前、私達夫婦に数日間、別荘を提供して下さった方がいらっしゃいました。森の中にある別荘で、空気は新鮮、しかも、建物は部屋数だけで十室近くあるのです。
私達が入る前に、ゆき届いた掃除がなされてあり、新しいシーツやコーヒーセットなど、快適に過ごすものは全部そろえてあったのです。私達はそこで、ボリュームいっぱいに上げてギターを弾き、ゴスペルの練習をしたことを覚えています。
ところで、素晴らしい環境の中で、私達は自由に使うことが許されていたんですが、私はこの部屋や建物を汚さないように、傷つけないようにと気をつけました。というのは、この別荘はあくまでも借り物であって、オーナーの厚意によって過ごさせて下さっているからです。
ところが私が何かの勘違いを起こして、「ここは気に入ったから、これから私のものにする」と宣言し、立てこもってしまったらどうなるでしょう。オーナーの主権を無視して居座ったら、もはやお客さんではなく、立派な犯罪者です。
実は、これと同じようなことを人は神に対してしているのです。
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アメリカの宇宙飛行士に、チャールズ・ボールデン・ジュニアという人がいます。彼は生涯に4回宇宙に出て、そして外から地球を見た人です。初めて高度64万4000mの上空から地球を見た時、その美しさにうっとりとしたそうです。しかし、中東の上空に差し掛かった時、そこに血なまぐさい戦争が続いているということを思わずにはおれませんでした。というのは、宇宙からでも戦場から立ち上る黒煙が見えたからです。
彼はその時、あるべき姿にない地球を見ながら、地球に戻ったら世界をよくすることのために最善を尽くそうと心に誓ったというのです。
上からの視点が彼の人生観を変えてしまったのです。
ところで、この世界をお造りになった神様は一体どのような視点でこの世界をご覧になっているのでしょう。道徳的にも、人道的にもありとあらゆる面であるべき姿にない世界をご覧になった神は、あるべき姿に回復させるために、救い主を送ってくださいました。その救い主こそはイエス・キリストなのです。
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