今から450年ほど前、時の権力者、織田信長はポルトガルから来た宣教師とその通訳者、了斎を前にしていくつか質問をしたと伝えられています。「お前たちはどこから来たのか。」「はい、ポルトガルです。」「ではポルトガルとはどこにあるのか。」「はい、ここです。」と言って地球儀を宣教師は見せたんですね。「日本に来るのにどれぐらいかかったか。」「はい、2年半です。」「日本に来た目的は何なのか。」「はい、キリストを述べ伝えることです。」その時、信長が声を荒げて詰問します。「嘘を付け!そんなことのために遠い国からやって来るはずがない。お前たちは日本の宝を盗むためにやってきた泥棒に違いない!」その時、通訳の元琵琶法師了斎は答えるんですね。「お方様のおっしゃる通りです。私どもは日本の宝を盗むために来た泥棒です。但し、日本の宝とは金銀財宝ではありません。日本人の魂です。今、日本人は死と死後の裁きの手にがっちりつかまれています。私どもはこの死の手から日本人の魂という宝を神の手に連れ戻し、盗み出す泥棒でございます。」信長はその答えを聞いて即座に伝道を許可したと言われています。その心意気に感じ入ったんですね。……(全文を読む766)
時は今から430年ほど前、中国地方で絶大な力を持つ毛利軍と全国統一を目論む織田信長軍は、にらみ合っていました。そのクライマックスは、今の岡山県にある備中高松城をめぐる戦いでした。沼地の真ん中に建てられていたこの城は守りやすく、攻めにくいものでした。信長軍の実行部隊のトップは羽柴秀吉。攻めあぐねていた彼に、知恵を与えたのがご存じ黒田官兵衛です。その攻め方は奇想天外で、人口の堤防を作り、川の水を引いて、城ごと水で覆ってしまうというものでした。世に言う「備中高松城・水攻め」です。どんなところなのか一度行ってみたいなあ、と思っていましたが、先日その機会が与えられました。川の水をせき止めるため、農民たちを破格の金で駆り出し、高さ約8m、長さ約4kmというとてつもない大きい堤防を12日間で仕上げたと言われています。……(全文を読む765)
昨年、日本で一番売れた本は、「医者に殺されない47の心得」という本でした。そして、今のところ今年一番売れてる本は、「長生きしたけりゃ、ふくらはぎをもみなさい」という本なんです。どちらも健康のための実用書なんですね。だれもが元気で長生きしたいと願っているんですね。しかし、日本のベストセラーの中で2年連続トップになるといった本は、今までのところないのです。どんなによく売れた本も、次の年には忘れられていくんです。しかし、聖書は、毎年、毎年、毎年世界中で5億冊以上売れている別格、破格のスーパーベストセラーです。そしてそのテーマは、長生きではなく「永遠のいのち」です。人は長く生きても最後は死にます。しかし、聖書はこの死の解決について語る神のことばなのです。……(全文を読む764)
先日、明治時代の物理学者寺田寅彦さんの特集記事を読みました。そこに彼の名言がいくつか紹介されていました。その中に、健康な人には病気になる心配があるが、病人には回復するという楽しみがあると書いてありました。それを読んで私は思いました。罪人には赦されるという喜びがある。今日はこのキリストによる救いを紹介している御言葉をまず読んでみましょう。
「罪からくる報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は私たちの主キリストイエスにある永遠の命です。」
ここから、三つのポイントでお話しいたします。
第一に、聖書の語る神は天地万物を造られた創造主であるという事です。今から数年前私は韓国の珍島という島に行きました。珍しい島と書いて珍島っていうんですね。ここは、毎日一回とっても不思議な自然現象が起こるんです。なんと海が二つに割れて陸地と沖合にある島が一本の道でつながってしまうんです。まるで紅海を渡ったモーセたちのようです。道が海から姿を表すとみんな一斉にその道を通って島まで行くのですが、まあみんな興奮して大騒ぎなのです。ところがこの現象を目の前にしながら、見向きもしない人たちがいるんですね。それは観光客を目当てに開業している。お土産屋さんたちなんです。彼らにしてみたら毎日見ている光景なので何の新鮮味も驚きもありません。……(全文を読む763)
先日ある缶コーヒーのCMを見てましたら、「世界は誰かの仕事でできている。」とありました。そのCM見ながら、なるほどな、と思ったんです。たしかに世界は、誰かの仕事でできています。私たちが着ている服、最近発売されたスマートフォン、私たちが日常生活で使う生活家電、それらの物は人間の知恵と技術の結晶でできて、私たちの生活を助けています。感謝したいですね。でも同時に、その仕事をしている人は誰の仕事でできたんでしょう?聖書は私たち人間を造った神について、私たちに教えています。人間が仕事をして造った神、ではなく、人間を、造る仕事をした神。この神が私たちのいのちの造り主だ、この神の仕事の故に私たちの仕事がある、聖書はこんなふうに教えているんです。この神、という方について聞いてきませんでした。そして、スケールが大きすぎて、なかなかわからないんです。……(全文を読む762)
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