先日あるアメリカ映画の話を聞きました。映画のタイトルは「コンヴィクション」。コンヴィクションとは《有罪判決》という意味だそうです。簡単にストーリーを紹介します。ある時一人の男が殺人容疑で逮捕されました。彼には全く身に覚えがありません。しかし、裁判の結果はなんと終身刑。彼は無罪を主張しますが、誰も彼のいう言葉に耳を傾ける人はいませんでした。ただ彼の妹だけは兄の言葉を信じるのです。妹はその時、高校を中退しウェートレスをしながら子育てをする、ごくごく平凡な主婦でした。彼女には、兄の無実を証明する為の裁判を起こすだけの高額な費用はとてもありませんでした。その時彼女は一つの決心をします。それは自分の手で兄の無実をはらす、というものです。彼女は高校に入り直し、大学で司法の勉強をし、10数年かけてなんと弁護士資格を取るのです。そしてもう一度兄の事件を一つ一つ徹底的に洗い直し初めます。昔にはなかったDNA鑑定を用い、またかつての証言者たちの偽証をあばいていくのです。18年の後、ついに逆転の判決が出ます。「兄は無罪」となりました。……(全文を読む 600)
先日バードウォッチングのガイドがこんなことをおっしゃっていました。山の中の木の枝にはあっちこっち雛を入れる鳥の巣がありますね。あれを実際自分で作ってみたら鳥ってえらいなあと思うようになるって言うんです。と言うのは、あんなにうまく作れないって言うんですね。人間には左右両手に10本の指があります。この10本の指をどんなに器用に使ってもあんな風に枝の上で安定した円形に仕上げることはまず出来ません。ところが鳥は誰に習ったわけでもないのにくちばし一つで柔らかくて頑丈な巣を紡いでる。これは鳥の中に何者かが巣を作る本能を焼きこんでいるとしか思えないって言うんですね。私もそう思います。
鳥に安全な住みかを作る知恵を与えてくださったのはこの世界の作者なる神です。鳥に惜しみなくそのような知恵を与えた神様は人間に対しても永遠の住みかである天国について聖書を通して語ってくださってるんです。それはパウロという死の解決を持った人物の言葉から見ることが出来ます。……(全文を読む 599)
先日ある方が「生き方とは何か?」ということについて講演なさいました。彼によると週に1日だけすることは趣味だそうです。そして週に5日することは仕事です。しかし週に7日することがあったならばそれが生き方だっていうんですね。オフの日もウィークデーも土曜も日曜も関係ない、いつもそのことを考え、それを思うたびに力が湧き、それに人生を賭けているというようなものですね。私にとって毎日考えていることは一つです。それはキリストの福音です。今日はこの福音をズバリ語っている聖書の箇所を紹介いたしましょう。……(全文を読む 598)
先日私の所属している集会の若者の部屋が、ガス爆発を起こして吹っ飛ぶという事故がありました。幸い彼が留守中に起こった爆発で彼自身は何一つけがを負うことはなかったんですが、事故の直後は大変な騒動になったそうです。近隣住民は集まるわ、消防隊員はサイレン鳴らして駆けつける、大家さんは心配でオロオロする。とにかく周りの多くの人たちがおもてに出てきて様子を見に行ったんですね。なぜでしょう。大爆発とともに大音響が響き渡ったからです。これだけの爆発が起こったからには何か原因があるはずです。今回の場合、部屋の中にあったコンロ式ガスボンベが、窓ガラスのレンズ効果で集中加熱されて爆発したんだそうです。
ところで現代の宇宙物理の世界では宇宙の原因はビッグバンだと説明しています。何も無い、無の状態の中で、ある時点で爆発が起こって広がって出来上がったのが宇宙だっていうんですね。宇宙に始まりがあるという点で聖書の宇宙観と共通点があります。しかし宇宙の原因がビッグバンにあるとして、そのビッグバンの原因は何なんでしょう。……(全文を読む 597)
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