先日、精神科医の和田秀樹さんの書いた「テレビの大罪」という本を読みました。いったいテレビがどんな罪を犯してるって言うんでしょう。具体例の筆頭に彼があげたのは「ウエスト58センチ幻想」です。テレビに出演している女優やタレントの多くはウエスト50センチ台を公表しているそうです。しかし医者として断言できることは、まずありえないことだって言うんです。つまりみんな嘘をついてるって言うんですね。しかし、一般視聴者の女の子たちは真に受けています。そのむちゃくちゃな偽装数値を理想のサイズと思い込んで、死に物狂いのダイエットをしているのです。その結果、彼のクリニックには毎週のように拒食症の女性が運び込まれることになります。摂食障害で命を落とす人は毎年100人。そこまでいかなくても脳や体が壊れていきます。不妊症の原因になります。多くの女性たちに持たなくても良い劣等感を植え付けることになるって言うんですね。……(全文を読む 618)
私は先日、ある精神科医の書かれたエッセイを読みとても納得しました。彼によると人生を複雑にする理由は今すぐすべきことを先延ばしにすることにあると言うのです。すべきことを面倒臭がって先延ばしにしていると必ず悪い結果を招くって言うんですね。データによりますと成人した人の20%と大学生の90%は先延ばしの常習者です。今すべきことを後回しにして、ひどい目に遭っているのにそれを変える決心をまた先延ばしにしてしまいます。これは日本だけではないんですね。アメリカでは締め切り直前になって慌てて納税申告書を書く人が多いそうです。そのため数字上のミスで平均5億ドル近い額を余計に払っています。5億ドルと言ったら約400億円なんですよね。……(全文を読む 617)
「主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。」
旧約聖書の中にある詩篇23篇の中の1節です。とても有名な詩ですから皆さんも一度ぐらいはお聞きになったことがあるかもしれませんね。ここで羊と書かれているのは私たち人間のことです。羊飼いとは全てのものをお造りになった創造主、神のことを指しています。この詩篇の作者は言います。「私は、乏しいことがありません。」と。彼は完全に満足して自分の人生を歩んでいると言えるんです。……(全文を読む 616)
先日、私は灰色の縁取りをした一枚の葉書を受け取りました。それは私の恩師の死を告げる葉書でした。彼は学生時代の頃から私に大きな期待を寄せてくれた人でした。私が海外に行くときポケットマネーで援助し「最高の先行投資だ」と言って送り出してくれた人です。今でもこの方の名前を聞くだけで心の中に温かいものが湧いてきます。恩人の存在はしてくれた良いことの思い出だけではなく、自分という存在に自信を与えてくれますね。あなたにはそんな恩人がいらっしゃいますか。……(全文を読む 615)
さて、先日私は友人が自分の子供たちに子犬をプレゼントした時の話を聞きました。4人兄弟の子供たちはそろって大の動物好きなんですが、お母さんの反対でペットを飼えない状態が三年続いたんです。ようやくお母さんが許可したんですが、ご夫婦はそれを内緒にして子犬をサプライズプレゼントすることにしたんです。男ばっかり四人の子供たちはいつも兄弟げんかが絶えないんですが、その日に限って長男が実に余裕のある態度をとってたんです。弟たちのどんな横暴にもニコニコと受け止めているんでした。一体どうしたんでしょうか。実は彼は隠してある子犬を一足先に見つけてしまってたんですね。……(全文を読む 614)
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