先日、ある方の御見舞いに行きました。彼は、心臓麻痺を起こし、心臓が停止してしまいました。 心臓が止まって脳に血液が流れなくなると、人間の脳は4~5分で回復不可能な障害を受けるといわれています。彼の場合は6分間停止してしまいました。命を落としても不思議ではない長さです。医者は脳に障害が残る可能性が高いと言っていました。ところが意識を取り戻し、後遺症も全くなく回復しつつあります。本当にうれしく、驚くべきことですが、考えてみれば私たちはいつもこのすごいことを経験しているのです。今、この瞬間にも…。……(全文を読む679)
バスケットボールに打ち込む青春を描いた漫画に、スラムダンクという作品があります。発行部数1億冊をゆうに超える国民的な作品で、今でも若者たちに強く支持されているそうです。作者の井上雄彦さんは、この作品を書くにあたって、一つ心掛けたことがあるそうです。それは登場人物すべてに必ず一つ欠点を作ることです。主人公の桜木花道は、才能はありますけれどもバスケットの初心者で経験がないんです。ライバルの流川楓という人はテクニックは凄いけれども体力がないんです。チームメイトの宮城リョータはスピード抜群ですが、背が低いんですね。みんないい面を持ってるんですが、致命的欠点も抱えています。しかし、その欠点を持っている一人一人が作者の描くストーリーの中に組み込まれていくときに、実に感動の物語となって行くんですね。これは実際の世界についても言えると思います。……(全文を読む678)
今から1300年ほど前、中国に李白という詩人がいました。自分のことを、「訳あって人間界に来てしまった仙人だ」と名乗り、「自分の白髪は3,300メートルもある。自分が地面に寝転がったら台地は敷布団で、大空は掛布団だ」というようなまあスケールがでかいと言うか、表現がオーバーと言うか、変幻自在の詩を書いた人ですね。そんな彼の作品の中に、『天 我が材を生ずる必ず用有り』があります。天は私の才能を見込んでこの世に送ってくださったんだ、だからいつか必ず社会の役に立つことになると決まっているという意味です。一見只々おおらかで、只々広々とした心の持ち主で、何の憂いもないように見受けられる。まあそのような作品が多いんですが、実は彼がそのように考えることが出来たのは、自分の中に何か自信があったからではなく、天が私をこの世に送ってくださった、天の意思、天命で私はここに存在するようになったという考えに支えられていたのです。……(全文を読む677)
日本が生んだ伝説的冒険家に植村直己という方がいました。29歳で世界初の5大陸最高峰の登頂を果たした人です。彼は33歳の時、グリーンランドからアラスカまで、12000kmの北極圏を犬ぞりで横断する旅に挑戦します。ところで、犬ぞりにはリーダー犬の役割が重要なんです。先頭を走るリーダー犬に実力があると後ろからついてくる11匹の犬は従うのですが、そうでないと、バラバラになってしまうんです。植村さんが選んだリーダー犬は、どの犬ともケンカをしない雌犬のアンナでした。とても、忠実で勇敢で、そして、温厚な犬なんです。ところが、犬ぞりの旅はピンチの連続だったんです。……(全文を読む676)
最近、金の値段が大変高騰しているそうです。いざというときでも、金だけは価値を失わないと信じられているからです。ところで、金はなぜ価値があるんでしょうか。一言で言うと、珍しくて、美しくて、変わらないものだからです。珍しいっていうのは、わずかしか取れないものなんですね。希少価値があるということです。美しいっていうのは、理屈抜きに、輝く金属だからです。そして変わらないとは、錆びない金属だからなんですね。ほとんどの金属は放っておくと酸化するんです。しかし金は時間がたっても錆びることがありません。いつまでも変わらずに存在し続けるのです。だからこそ、世界中の人々は金を手に入れようとするんですね。ところで聖書の中には、金よりもすぐれた宝を3つ紹介している箇所があるんです。……(全文を読む675)
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