みなさん、こんにちは。高原剛一郎といいます。キリストが語った言葉をまずお読みしたいと思うのです。
「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」
どういうときに私たちは心騒ぐことから脱出できるでしょう。罪、咎、失敗を完全にぬぐい去られたということを確信できるとき、私たちは「ふぅ、よかった」と安心するんじゃないですか。逆に、いつまでも過去の咎、過去の失敗、過去の罪が生々しく思い出されて、いつまでもいつまでもそのことが残っているときに、なかなか気力が湧いてこないのではありませんか。心が折れてしまうのではありませんか。しかし、私たちの罪を全部ぬぐい去る方がおられるというのです。……(全文を読む653)
みなさん、こんにちは。高原剛一郎と言います。この時間を過ごせることをすごく楽しみにしていました。と言いますのは、実はラジオの収録というのは、孤独なんですね。スタジオの中でひとりぼっちになりましてね。自分の前にはリスナーの方はいません。ところが今日は、みなさんのお顔を拝見すること出来ますね。いつものように電波で一方的に話をするというのではなくて、同じ時間、同じ場所を共有できると言うことと、つながり会えると言うことが、私にはうれしくてたまらないことなのです。
実はこの聖書というのは2000ページ以上ある分厚い本ですよね。その聖書のメッセージ、聖書全体のことばを一言で解くキーワードがもしあるとしたら、私はつながるということではないかなと思うのです。切れてしまったものがもう一度つながれる。壊れてしまった関係がもう一度修復される。そして、家出した少年がお父さんの懐に帰っていくように私たちを造って下さった真の神さまの所に、戻ることが出来るのだというメッセージが聖書メッセージなんですね。……(全文を読む652)
おはようございます。高原剛一郎です。
今から四十年程前、日本航空の旅客機が赤軍派というテロリストに乗っ取られるという事件がありました。世にいう、よど号事件です。日本で最初のハイジャック事件です。犯人たちは、乗客を人質にとって日本を脱出し、あろうことか、北朝鮮に亡命したのです。どうして、父母の国、自分が育った国を捨てて、北朝鮮に亡命したのでしょう。彼らにとって北朝鮮こそは、世界一自由な国と思われたからです。しかし、あの国に着いてからの彼らの生活は悲惨でした。恐るべき洗脳教育と、犯罪を強制され、思っていた理想とは程遠い最悪の現実が待っていたからです。彼らの多くはすでに亡くなっていますが、今も四人の犯人たちが、北朝鮮で暮らしています。
この四人が人質にとった乗客の一人に手紙を書きました。その乗客とは、聖路加病院長の日野原重明さんという方です。いったいなんと書いてきたんでしょう。「百歳の誕生おめでとうございます。」という手紙です。と同時に謝罪の言葉が添えられた手紙であったのです。彼らは自由を求めて、亡命しましたが、亡命先で一層の不自由を経験し、かつて自分たちがしでかしたことを謝っているのです。しかし、いまさら出ていくこともできずにいるのです。……(全文を読む651)
さて、一般的に「上から目線」という言葉は不愉快な意味で使われることが多いですね。目上でない相手から見下すような態度や言葉をかけられるときに使います。よく分かってる自分が、無知なお前らに教えてやるんだぞ!と感じられるような発言を聞いたときに使われます。ところが、「上から目線」であることがとても大切なスポーツがあるんですね。それはサッカーです。優れたサッカー選手は視野に入っていないはずの方向に軽々とパスを出すことができます。まるでピッチを空飛ぶ鳥の目で見ているかのようです。サッカー解説者の柱谷幸一さんによると、実は一流選手は、目で捉えた横からの情報を上からの情報に変換する「上から目線」の持ち主なんだそうです。天から見たときに意味がある行為こそ、地上で真にやるべき価値のある行為になる。とても深いメッセージだなあと思って聞いていました。聖書の中にはこの天の神からの回答やメッセージが書かれているのです。今回はそのひとつをご紹介しましょう。キリストの弟子たちが語った言葉です。……(全文を読む650)
私は先日「ジャックと豆の木」という童話を初めから終わりまで読んで、びっくりしました。幼い頃に何度も聞いた話ですが、実は私が知っていたのは、途中までだったのです。
昔あるところに、少年がお母さんと二人だけで暮らしていました。少年のお父さんは、まだ彼が幼かった頃誰か悪い奴に殺されてしまったんです。残された二人はどん底の貧乏暮らしをしていました。唯一の財産は、ボッシーという雌牛です。ある日のこと、ほんとに食べる物がなくなり、とうとうボッシーを売ってお金に換えることになったのです。お母さんからその大役を頼まれた少年ジャックは、ボッシーを連れて行くと、そこへ一人の老人が現れます。少年はこの雌牛を売ることになったいきさつを話すと、老人が言うんですね。「わしがその牛をもらおう。ただしお金はない。そのかわり、魔法の豆をあげよう。これを持って行って土に蒔けば、お金なんかよりもっと良い実が実るから。」あろうことかジャックはその言葉を信じて、家に帰り、お母さんに訳を話しました。お母さんはひどくがっかりし、そして寝込んでしまいます。ジャックも後悔し、豆を蒔いてベッドにもぐりこむんですが、一夜明けて庭を見ると、豆のつるはとんでもない高さにまで伸び、はるかかなたの崖のてっぺんまで見ることができるんです。ジャックはそれに登ってその景色を眺めました。実は私が知っていたのはここまでだったんですね。ところがこの話には続きがあったんです。つるのてっぺんまで登ったジャックに妖精が現れて言うんです。「ほうら、見てごらん。お城が見えるでしょ。あの城の中には、金の卵を産むニワトリと人間のように話すオルゴールがある。行ってそれを取って来なさい。そうすれば、あなたもお母さんも満ちたりるから。」しかしジャックは言いました。「そんなことできないよ。ニワトリもオルゴールも人のもんじゃないか。」(全文を読む649)
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