今から10年ほど前、愛知県で起こったことです。50代の女性の方が自宅で倒れました。家族に発見されて病院に運ばれ、救急措置がなされましたが心臓停止。そこで人工呼吸器をつけ、心臓マッサージが行われましたが、心拍は戻らず、約30分後に医師が死亡を宣告したのです。ところが、医師が病室を離れた約20分後、家族が女性が息をしていることに気づきます。その後意識も回復。脳への障害や、そのほかの体の異常もみられなかったそうです。病院の院長が、「患者や家族に迷惑をかけた」とお詫びしていましたが、そんなお詫びでしたら喜んで聞けますね。
さて、十字架にかけられて無残な死を遂げたイエス・キリストが死後3日たって蘇ったということを聞かれたことがあるでしょう。この「イエスの復活」は、先ほどお話した女性の「蘇生」とは意味が違います。その女性が今も健在であるかはわかりませんが、いずれは死を迎えなければなりません。彼女の場合は、死亡を宣告された肉体の命が一時的に、奇跡的に回復したという意味です。しかし、イエスの場合は、新しいいのちを与えられて、外見は以前とよく似ていたものの新しい体をもって人々の前に現れたというのです。……(全文を読む739)
さてアメリカでは時々、大統領が数千人の人たちを招いて一緒に朝食を摂って、ゲストスピーカーから聖書の話を聴く会を持つことがあります。「大統領朝食祈祷会」というイベントです。1994年のその朝食会のゲストは、マザーテレサでした。彼女は大統領をはじめとするホワイトハウスの閣僚、招かれた大勢の人々に向かって、神の愛を語り、人生を語り、家族について話をしたのです。人は互いに愛し合い、互いに必要とし合っているので、互いに関わっていくべきことについて彼女が語り出すと、みな静かに頷くのです。しかし、彼女はここから切り込んでいったんです。彼女は老人ホームにいる孤独に耐えている年老いた親たちについて触れながら、「あなたは最近いつ親に会いに行きましたか?親たちは忘れられ傷ついています。彼らと一緒にいるためにどこまで与えることができますか?それともそんなことは考えたことすらなかったんですか?」聴いていた人たちは次第に顔を伏せ始めていくのです。……(全文を読む738)
かつて全米で最も人気のあった作家マーク・トウェインがまだ無名の頃の話です。彼は自分の原稿がボツにされたり、手を入れられたりして出版社から送り返されてくると、烈火のごとく怒ったのでした。そして辛辣な言葉と、ありったけの毒舌で、相手の担当者を攻撃する手紙を書いて、奥さんに「投函しとけ!」と命じていたのです。実績もない新人作家から偉そうに、激烈な言葉で罵る手紙が何度も何度も送りつけられてきたら、出版社も腹に据えかねるようになるのが普通です。ところがどの出版社もマーク・トウェインに腹を立てることはありませんでした。夫人は全部ごみ箱に捨てていたのです。賢い助け手を持った人は幸いですね。しかし、誰よりも賢いのは神様です。神様を自分の助け主とする人ほど安全かつ幸いな人はないんですね。……(全文を読む736)
さて、今年はサッカーのワールドカップ、ブラジル大会がありますね。ナショナルチームによるサッカーの世界選手権大会です。テレビの視聴者数ではオリンピックをも凌ぐ世界最大のスポーツ大会なんだそうです。このワールドカップに三回連続出場した日本人に中田英寿さんという方がいます。彼が出場する時、親友の木村拓哉さんが電話で彼に送った言葉は中田選手を大いに奮い立たせたと言われています。一体なんて言ったんでしょう。大きなプレッシャーがあるかもしれないけど、そのプレッシャーを味わえる日本人はたった11人しかいない。究極のプレッシャーを楽しんできてください。大会のスケールが大きいほど緊張も凄まじいものになりますよね。しかし実は、それは辛い事なのではなく凄く幸せな事なんだと気付くと、余計な力が抜けて立ち向かって行けたっていうんですね。さて今日は聖書が語る幸せ、幸いについてお話したいと思います。……(全文を読む736)
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