私は結婚して今年で32年になるんです。ずいぶん時間が経ったなあ、と思います。結婚したのは私が23、妻が21の時でした。実は私たちが結婚した時、クリスチャンではありませんでした。6年後の私が29歳の時、まず妻が信じ、それから私が信じたんです。もしこの時、聖書に出会っていなければ私たちは今、おそらく夫婦ではなかったんじゃないか、そんな状態だったんです。私も妻も、いい人、立派な人になったわけではありません。でも、たしかに聖書に出会い、人間として大切なことを教えられました。その一つは、自分が決して正しい人間ではない、罪人だという事実です。もう一つは、人間は神の一方的な愛で愛されなければ、決して自分も自分のまわりにいる人たちをも愛することができない、という事実です。今日は、この二つのことについて考えたいと思います。……(全文を読む683)
私は先日、筑波宇宙センター「JAXA」を見学しました。ここには日本が打ち上げたロケットや、人工衛星、国際宇宙ステーションの日本実験棟実物大模型などがあります。そして、職員の方がとても分かりやすく宇宙の不思議さを教えてくれるのです。特に興味深かったのは無重力の状態についてです。無重力の実験棟「きぼう」では、一人で野球が出来ると言うのです。つまり、ゆっくりとボールを投げた後で、素早く先回りして自分の投げたボールをバットで打ち返すことが出来たりするんです。また魔法のじゅうたんを本当に経験することが出来るんですね。つまり空間に置いたじゅうたんに座って、ゆっくり引っ張ってもらうと、空飛ぶじゅうたんに乗って進んで行くことが出来るって言うんです。私たちは日頃、重力のある世界で生活しているので、重力についてはほとんど意識したことがありません。そもそも重力というのは、宇宙が始まった時から存在する力なのですが、その存在に気付くのはニュートンが初めてだったんです。ニュートン以前にも重力はずっと働いていたのですが、人類の歴史の中でこの力に気付く人はそれまでいなかったのはなぜでしょう。それはあまりにも途切れなく常に存在していたので、かえって気が付かなかったのですね。しかし、無重力を経験した後で地球に戻ってきた宇宙飛行士たちは、この重力の存在と、そのありがたさに感動するんです。……(全文を読む682)
さて、イスラエルという国に行きますと、死海と呼ばれる湖があります。海抜マイナス400mという世界一低い場所にある湖です。ここの塩分濃度は28%もあるため、魚も生息することができません。それで、死の海と書いて死海と呼ばれているのです。ところがこの死海の中で一か所だけ魚が生息しているところがあるんです。いったいどういう事なんでしょう。実は海底から一か所真水がすごい勢いで湧き出しているんですね。この湧水のエリア内にいる魚は普通に生きているんです。どんなに苛酷な環境の中にも、例外的な生存圏が用意されているという事に私は感動いたします。私たちの人生においても、絶対的安全圏が必要だなと思う時が多いんですね。聖書はこの神が準備した安全圏、それこそはイエスキリストなのだというんです。聖書はこう語っています。しかし、あなたがたは神によって、キリストイエスのうちにあるのです。キリストは私たちにとって義と清めと贖いとになられました。ここではキリストの中に逃げ込むものは、三つの特権を与えられるということが、宣言されています。……(全文を読む681)
4月は、新入生、新入社員、新人デビューのシーズンですね。実はこの番組がスタートしたのも、今から13年前の4月、第一日曜でした。どうぞこれからも、聖書と福音をよろしくお願いします。ところで、「福音」とはどういう意味でしょう。英語ではgood newsと書きます。つまり、良い知らせ、喜ばしいニュースのことなのです。聞いてがっかりするような話ではありません。受け取った人の人生を一新し、罪の赦しと永遠のいのちを与えるニュースなのです。このニュースをズバリ語っている聖書の箇所を、まずお読みいたしましょう。……(全文を読む680)
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