今年も残すところあと三日。今年の汚れを落とし、清々しい気持ちで新年を迎えるために大掃除にいそしんでおられる方も多いと思います。
先日、私は大変なドジをしてしまいました。掃除中に携帯電話をバケツの中に落としてしまったのです。すぐ拾い上げて、使えるかどうか電源を入れてみる、これをしてはだめなんです。水に濡れた電子部品がショートして完全に壊れてしまうからです。とっさにそのことを思い出した私は、まず電池を抜き、できるだけ水気をとりました。ただ中に入ってしまった水を出すのは簡単にはいきません。いろいろな人の知恵を借りました。密封容器に乾燥材と一緒に入れるとか、ポンプで真空に近い状態にするとか…。特に私が試みた方法はこたつの中に入れるというものです。温めること1週間、恐る恐る電池を入れて、電源を入れると…。大成功です。見事、回復いたしました!
このように私たちがしでかす失敗や愚かさには、自分で繕ったり、挽回ができるものもあります。人から助けてもらって何とか解決できることもあるでしょう。しかし、自分ではどうすることもできないこともあるのも事実ですね。……(全文を読む718)
先日、私はとある社交クラブで講演に招かれました。そのクラブでは講演者の写真を写して、後日会報に載せることになっていたのです。ところが、講演当日、私は鼻の頭に大きなできものが出来てしまったのです。気にしてる私にカメラマンが言いました。「大丈夫ですよ。デジタルだからきれいに消しておきますよ。」その一言ですっかり私は気が楽になりました。沢山の人が見る雑誌で醜態をさらすことがなくなったからです。ところで、顔の傷やシミがきれいに消されることが、心を軽くしてくれるということであるなら、心の傷や人生の汚点を完全にきれいにされたならば、人はどんなに心軽やかになるでしょうか。この人の罪をきれいさっぱり完全にぬぐい取るために、神はイエス・キリストを遣わしてくださったのです。今日はこのキリストの誕生の目的をご一緒に考えてみましょう。聖書の中にこう書かれています。……(全文を読む717)
今年「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんが亡くなられました。「アンパンマン」だけではなく、「てのひらを太陽に」の作詞家でもあり、エッセイストでもあり、童話作家でもある。まさにマルチタレントな方でした。ところで、彼のクラスメイトの一人に映画評論家の方がいたそうです。彼はどこの映画館に行っても「やあ。」と言ってただで入っていけるそうです。大好きな映画をいつでも観たい時に、何度でも観れる。しかも一切無料です。「ああ、なんてうらやましい仕事してるんだろう。」と、やなせさんは心底、友人をねたんでいたそうです。そんなある日のこと、ある雑誌社が「やなせ君、君も映画評論を書いてみないか?」と誘いがあったというんですね。念願の映画評論の仕事に就けると聞いたやなせさんは、二つ返事で引き受けるのです。ところがしばらくすると、どうにも辛くて辞めたくてたまらなくなっていったっていうんですね。というのは、もらえる報酬がほんとに少額だったそうです。まるで中学生のお小遣いみたいだっていうんですよね。それでいて、ずいぶん労力をかけて書かなければならない。さらに観たくもない映画まで観なければならなかったんですね。おかげで本職の仕事に使える時間がずいぶん少なくなって、四苦八苦することになるんです。あれほどうらやましがっていた仕事も、実際にやってみるとそれほどのものではなかったっていうんですね。……(全文を読む716)
私は昨年胆嚢の手術をしました。胆嚢というのは肝臓の下にへばりついている臓器なんです。胆汁という消化液を蓄える袋なので胆嚢っていうんですね。場所としてはお腹の右側にあるんですね。ところがどういうわけか、ここが炎症を起こすと鳩尾と背中に鈍痛が起きるんです。痛みを起こす原因から離れたところが痛み出すんですね。それで私は長い間、胃が悪いと思って、ありとあらゆる胃薬を服用してきました。ところが病院でよく調べてもらうと原因は胃ではなく胆嚢だと分かったのです。随分肥大していて即手術が決まり切り取ってもらいました。以来、私をこの三十数年間悩ませていた鳩尾と背中の鈍痛はすっかり消え去ってしまったのです。ところで私はどうしてこんなにも長い間、体の不調に悩ませれてきたんでしょう。それは現代医学に治療法が確立されていなかったからではないんですね。私自身が何が問題なのかが分かっていなかったという事が最大の理由なのです。どこに本当の問題の原因があるかが分かっていなかったという事が苦しみの原因だったんですね。しかし、現代医学のドクターが診れば原因は一目瞭然だったのです。 ……(全文を読む715)
私は先日、たいへん興味深い人物のことを知りました。ロジャー・クロフォードという人です。彼は、コンサルタントおよび講演家として、大企業や学校など、全米を飛び回っています。コンサルタントになる前、彼はプロテニスの選手でした。ところで、彼は、両手がなく、片足はくるぶしから先の部分がありません。ロジャー・クロフォードは、欠指症と呼ばれる状態で生まれてきたのです。左手の指は2本、右手の指は、1本しかありません。5歳のとき、義足をつけるために、左足の下の部分を切断しました。そして左足のアキレス腱を左手に移植して、動かせるようにしてもらうのです。ロジャーの両親はたくさんの医学の専門家から、彼は一生歩けず、普通の生活はできない、と言われていました。しかし、彼の両親は、彼が、愛されているということを実感でき、また、自立心ある人間になるように、と励まし続けたのです。……(全文を読む714)
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