私は先日、モンゴルの人たちの名前について教えられて本当にびっくりしました。というのは、とってもひどい意味の名前があるんです。フンビッシュという名前は人間ではないという意味です。ネルグユは名無し、ノホユフは犬の子供、ホロホイは虫、バーストなんて糞まみれという意味なんです。普通、親は子供には夢を託した名前を付けるのではありませんか。もし日本で糞まみれという名前で役所に申請したら窓口で突き返されると思います。ところがモンゴルでは、おおよそ動物にも付けないような意味の名前を我が子に付けるんです。一体何故なんでしょう。
実は古来モンゴルでは子供が病気や災害で亡くなるのは魔物のせいだと考えられていたのです。そこで魔物が取りつかないように、あえて子供に人間とは思えないような名前を付けたっていうんですね。一見、悪意ある名前の付け方に見えますが、そこには親の子に対する深い愛があるのです。ひどい名前の背後に子供を思う愛が秘められているのです。……(全文を読む732)
これまでこの番組を通して何度も聖書の福音、グッドニュースをお伝えしてきました。みなさんの中には、この福音を信じ、イエスを救い主として受け入れたいと思っている方がいるかもしれません。今日はそんな方々に対して、神を信頼し、歩んでいく具体的な方法についてお伝えしたいと思います。
まず第一に「聖書を読み、聖書に親しんでいく」ということです。聖書には、人間に対する神の思いが書かれています。それを知って、神のアドバイスに耳を傾け、神の指示に従っていくというわけです。「従う」と聞くと、窮屈に感じるかもしれませんが、突拍子もないことではなく、普段の生活でも行っていることなのです。……(全文を読む731)
先月、私は姪の結婚式に参加しました。会場は、日本平ホテルという、静岡ナンバーワンの高級ホテルです。ここを会場にしたのには、ひとつ理由がありました。このホテルでは、ロビーもラウンジも渡り廊下も、そして宴会場も、目の前に富士山の大パノラマが見れるように、設計されているのです。遠方から来た方に、是非とも、世界遺産の富士山を目の当たりに見てもらおう、という趣向だったのです。ところが、当日は、静岡でも数十年ぶりという大雪だったのです。全面ガラス張りの壁から見える景色は、雪にけむる銀世界だけです。準備をしていた人たちは皆、たいへん悔しそうにしていました。そして、「本当なら、この辺りに、こんな風に、こんな形で、雄大な富士山が見えていたはずなのに!」と、見えない富士山のすばらしさを力説なさるのです。それを聞いていた家内がひとこと、こう言ったんです。「まるで、神様みたい。見えないけれども、確かにそこにおられる、という点で」。本当に、その通りです。目の前のガラスの塀のむこうには、白銀世界以外に、なんにも見えません。しかし、確かに雪の向こう側には、日本一の山である富士山が、どっしりとそびえ立っているんです。「見えない」というのは、「存在しない」ということではありません。単に、姿が目では見えない、というだけの話です。……(全文を読む730)
ある経営コンサルタントの方の実話です。オフィスとして使う手頃な物件を探していた彼は、場所といい、家賃といい、絶好の物件を見つけて申し込もうとするんです。しかし、案内した不動産会社の社長が言うには、ここには一つ難点があると警告するんですね。実は下の階に入っているエステサロンが音に対して異常なまでに神経質だと言うんです。こどもがどたばた走り回ったり、宴会騒ぎの騒音にクレームをつけると言うんだったら分かります。しかし、普通の人なら許容範囲の音ですらも過剰なまでに反応してしまうって言うんですね。普通のオフィスでも少しぐらいの音は出るでしょう。だから今後のことを考えると、ここは止めた方がいいですよと、アドバイスをくれたんです。しかし、彼はどうしても諦めきれませんでした。……(全文を読む729)
最近コミュニケーション能力という言葉をよく耳にします。このコミュニケーション能力とは大きく分けて「話す力」と「聞く力」に分けることが出来ます。もちろん、どちらも大切なんですが、どちらがその人を成長させるのかと言うと、私は聞く力ではないかと思うんです。なぜなら、人間は今までと違う新しい考えを、自分だけで作り出すことはなかなかできません。他人の考えや意見を聞いて、今までと違うものの考え方や見方が生まれるのです。人の意見を聞かない人は、どうしても考えが狭くなるし、見方も一辺倒になりがちです。ですからその人の益になるのは、やはり聞く力ではないかと思うんです。そして、今この聞く力が落ちています。
さて聖書はこの聞くということがとても大切だと語っています。旧約聖書の中には何度も「聞け。イスラエルよ。」という言葉が出てきますし、新約聖書の中の重要な言葉として「信仰は聞くことから始まる」というものもあります。また別の箇所にはこのようにも書かれています。……(全文を読む728)
今年、小野田寛郎さんが91歳で亡くなられました。太平洋戦争の終戦後も日本の敗北を信じないで、フィリピンのルバング島で30年近くジャングルに潜伏し、戦い、そして生き続けたからです。1974年に帰国された時、すでに52歳になろうとしておられたんですね。ところで彼はなぜ、戦後30年間も山を下りなかったんでしょう?それにはいくつかの理由があったのです。戦争が終わった年、日本の敗戦を知らせるビラが彼のところにも届いていました。ところが同じ時期、別のグループが山を下りようとすると、不幸なことに敵のパトロール隊と鉢合わせになり、いきなり銃撃されたのです。戦争が終わったのであるなら、なぜ撃ってくるんだろう、これはまだ戦争が終わっていないということに違いない、と判断するんですね。……(全文を読む727)
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