先日、友人のお見舞いに行きました。彼は医者から死の宣告を受けていたのです。家族、親族や知人、友人たちにお別れの挨拶までしました。ところが今は健康を持ち直し退院寸前です。一体何が起こったのでしょうか?医者を変えたのです。治療方法に疑問を持ち、他の人と相談する中で他の病院に移るように自分で手配していったというのです。転院すると間もなく、症状は劇的に良くなっていきました。まさに死の淵から生還したのです。以前の医者の指示に、彼は真面目に、素直に従っていました。でも良くなりませんでした。この場合、病気が治るかどうかは、素直さ、真面目といった彼の心のあり方とは関係なかったのです。彼に必要だったのは適切な治療をしてくれる医者でした。……(全文を読む 583)
先日私は食が体を変えるという記事を読みました。神奈川県知事の黒岩祐治さんと東大の漢方研究者天野暁というドクターの対談です。実は六年ほど前、黒岩知事のお父さんが末期の肝臓ガンで大変苦しんでおられたのです。このガン治療のため初めは最先端の治療法である肝動脈塞栓療法(かんどうみゃくそくせんりょうほう)がとられました。カテーテルを通して体に優しいタイプの抗がん剤を注入するんです。一回目は大変よく効いたそうです。しかし三か月後にガンが6cmになったので二度目の治療を受けたのですがその時には大変な副作用が出ました。……(全文を読む 582)
吉本興業のお笑い芸人に、元祖走る芸人、間寛平さんがいます。彼は今年、755日をかけて地球一週、四万一千キロをマラソンとヨットで走りぬきました。途中、前立腺癌になった時も帰国せず、アメリカで治療してそのままマラソンを続けたのです。日本に到着した時、この限界マラソンの完走を聞かれた彼は意外なことを語りました。「神はおられる」と、言ったんです。……(全文を読む 581)
コピーライターの糸井重里さんにある方が質問しました。「少年時代どんな人になりたいと思ってましたか」と。すると彼はこう答えたんですね。「友達が集まった時に、おい、あいつも呼ぼうぜと思い出してもらえるような人になりたかったなあ。自分がその場にいない時、あの人がここにいてくれたらなあと思い出してもらえる人になれたらいいなあ。いる時だけではなく、いない時にも存在感のある人になれたらいいなあと思っていました」と。……(全文を読む 580)
さて、今から二百年ほど前、江戸時代に伊能忠敬という人がいました。足かけ17年かけて日本全国を歩きまわり日本史上初めて国土の正確な姿を明らかにした人物です。彼の歩いた距離は徒歩で四万キロ。地球一周分ですね。しかも人生50年と言われていた時代に50代後半から歩き始めるんです。九州の地図に取り掛かるときには歯は抜け落ちて一本しかなく、もはや漬物も食べることは出来なかったというほどです。……(全文を読む 579)
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