おはようございます。三綿直人です。
今日は「闇を照らす光、キリスト」というタイトルでお話しします。
聖書のことばに、「わたし(イエス・キリスト)は光として世に来ました。わたしを信じる者が、だれもやみの中にとどまることのないためです」ということばがあります。3つのポイントでお話ししましょう。
まず、このことばを語っているイエス・キリストについてです。多くの方はイエス・キリストと言えば道徳家でしょとか、キリスト教の開祖だよねとか、立派な人物だよねというふうには思ってくださってると思うんです。でも、聖書はイエス・キリストについて、約束の救い主、人となられた神って言ってるんです。
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最近、大変注目されている心理学者に、アドラーという人がいます。
彼は学生時代、数学が大の苦手で、留年を繰り返していたのです。ところが、ある日の数学の授業中、教師が解けなかった問題を偶然、解いてしまうんですね。それがきっかけで、数学を勉強するのが楽しくなり、その後、成績がぐんぐん伸びていったっていうんです。アドラーは、後にこう語っています。「あの経験は、特別な才能とか、生まれながらの才能、という思い込みの間違いを私に教えてくれた」。
さて、現代人の思い込みのひとつに、神なんかいない、という考えがあります。そして、その根拠のひとつに、もし、善にして愛なる完全な神様がいるなら、どうして世の中にひどい悪や悲惨な戦争があるのか、という疑問があるんです。
……(全文を読む838)
版画家として有名な宗方志功は、学生の頃は油絵に夢中でした。そんな彼が崇拝するのは、ゴッホでした。
それでいつも「ワだば、ゴッホになる!」と口癖のように言っていたので、「ゴッホ、ゴッホと、おまえ風邪でもひいているのか。」とからかわれていたそうです。彼は画家になると志し、念願の東京に出ます。そしてそこで、ゴッホと通して版画に目覚めてしまうのです。
それはゴッホの描いた「タンギー爺さん」という絵の背景に、歌川広重や渓斎英泉の浮世絵が、そっくりそのまま写しとられて描かれていたんです。自分があこがれて止まないゴッホがあこがれていた手本は、なんと日本の版画だったのか、と感動した宗方は心機一転、版画家を目指すようになったんです。
すばらしい作品は洋の東西を問わず、手本にされ、真似され、そして採りいれられていくもんなんですね。
……(全文を読む837)
さて、失敗は成功のもと、という言葉がありますね。しかし同時に成功は失敗のところで、失敗学で有名な畑村洋太郎教授は、失敗博物館というものを設立するということを提唱しています。こんなことをしたからこんな失敗をした、という事例を世界中から集めて、様々な角度から徹底的に研究し、失敗の予防や事故処理の専門家を養成するんだというんですね。私も賛成です。
しかし、こんな博物館が完成するのを待たなくても、今すぐ手に取って読める失敗博物館を、今日紹介したいのです。それは、聖書です。聖書の中には、嫌と言うほど、人間の失敗が出てきます。と、同時に、失敗者を立ち直らせ、再生し、救済する神が登場するのです。この失敗者である人間と、救い主である神との歴史の物語、これこそが聖書なのです。
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