私は「スタンド バイ ミー」という映画が大好きです。この映画の原作者スティーヴン・キングは、小説家として売れるまでずいぶん時間がかかった人なんです。
彼はトレイラーハウスに住んで、教師と洗濯屋のアルバイトをしながら、小説を書いていました。ところが、どれもこれもさっぱり売れないんです。
ある時、超能力を使う少女を主人公にした小説を三ページほど書きますが、つまらん、と思って原稿をクシャクシャに丸めて、ごみ箱に捨ててしまうのです。さて、彼がバイトから戻ると、笑顔の奥さんがこう言ったんです。「あなた、この話には何かがあるわよ。きっと売れるわよ。」なんと奥さんはごみ箱から、捨てられた原稿を拾い上げて、しわを伸ばして読んでいたというのです。「少なくとも私はこの話のファンよ。」と励ますことで、スティーヴン・キングのやる気に火を点けます。
やがてこの小説は「キャリー」というタイトルで映画化されるほどの大ヒットになるんです。作家スティーヴン・キングの誕生ですよね。
人はどんなに才能があっても、それだけではなかなか大成しません。人は励まされること、勇気づけられることを必要としています。つまり、愛されることを必要としているのです。
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クリスマスは大人も子どもも不思議と心がウキウキします。プレゼント交換をしたり、おいしい食事やケーキを食べたり、パーティーをしたり、親しい人と過ごす時間は格別です。
さて世界で一番初めのクリスマス、つまりイエス・キリストの誕生の知らせは野宿している羊飼いたちのもとに届けられました。
彼ら羊飼いは決して裕福ではなく、仕事はきつく、危険も伴います。人から見下げられるような仕事でもありました。
その彼らのもとに御使いたちが来たのです。
なぜ御使いは取るに足らない羊飼いたちにこんな大事な知らせを伝えたのでしょうか。
エルサレムで時の支配者や宗教家、権力や財力のある人たちに知らせた方がはるかに効果的なはずです。
でもこの中にこそ神の大切なメッセージが込められているんですね。
……(全文を読む873)
先日、私はとあるパーティーに招かれて、出席してきました。そこで、生まれて初めて、シャンパンタワーというのを見たんです。これは、グラスをピラミッド状に積み上げて、パーティーの主役がシャンパンを注いでいくものです。
一番上のグラスは自分で、二段目は家族や身近な人たち、三段目は友人や仕事仲間、四段目は来てくれたお客さんなんだそうです。
ところで、ピラミッド上の全てのグラスにシャンパンが行き渡るために、一番最初に注ぐグラスは、どのグラスでしょう。一番上の、自分のグラスなんです。つまり、自分の周りの人々を満たしていくためには、まず、自分自身が満たされる必要があるのです。
聖書の中に、キリストの誕生を宣言した箇所があります。そこには、こう書いてあるのです。
きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
ほかの誰でもない、紛れもなくあなたのために来られた救い主、あなたの必要を満たすために来られた救い主を通して、きょう、3つのポイントで、神様の恵みを紹介したいと思います。
……(全文を読む872)
さて、今年2016年は仮面ライダー誕生45周年、ウルトラマン放送開始50年、サザエさん70周年、そして幕末の志士高杉晋作没後150年なんだそうです。それで関係者はそれぞれ記念のイベントを開催するんですね。節目の年に当たるからです。
ところが世界中で毎年毎年途切れることなく記念される祭があります。それがクリスマスなのです。イエス・キリストの誕生を思い起こすお祭です。今日は、あなたを含めたすべての人々への朗報、クリスマスの意味を考えたいと思います。
聖書の中に次のようにあります。
「キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世に来られた」ということばは、まことであり、そのまま受け入れるに値するものです。私はその罪びとのかしらです。
今日も3つのポイントでお話しいたしましょう。
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