私は30年間大阪で生まれ育ちましたが、今は東京に住んでるんです。
で、関西では当然の言葉が実は東京では通じないっていうことが結構あるんですよね。東京の人は「押しピン」てわからないんです…「画びょう」。「さぶいぼ立つわ」っていうんですけど「鳥肌」っていうんです。
誤解される言葉もいっぱいあります。「しゅっとしてる」ていうのは、私たちは「かっこええ」という意味で使うんですけど、「痩せてる」というふうに理解されるんです。関西の言葉が東京で通じへんというのは、まあ、当たり前の話かもしれませんが。
この聖書のメッセージをお届けする時にも通じないことが多いんですよね。健全なコミュニケーションのためには両方とも知ってる人が取次をせんとあきませんけど、番組では聖書のことがわからない日本人のために、説明しようとしてるんですね。
……(全文を読む870)
ある大学教授がご夫婦で福島の温泉旅館に泊まりに行ったときのエッセイを読みました。
大変良い温泉で日頃の疲れが癒されたのです。ところが散歩がてら土産物を買うために奥様と一緒に旅館の玄関を出たその瞬間、番頭さんがこう言ったんです。
「じいさん、ばあさんお出かけです。」
一瞬頭の中が真っ白になりましたが、聞き違いだろうとやり過ごして、一時間程して戻ってきたのです。
すると、さっきの番頭さんが言いました。「じいさん、ばあさんお戻りです。」
二回も聞いたのでこれは間違いありません。彼は言いました。「客に対してじいさん、ばあさん呼ばわりするなんて失敬じゃないか!」と言ったのです。すると番頭さんはきょとんとして「そんなことは言ってません。」と言うのです。
よくよく聞くとこの番頭さんは彼らの部屋番号である「13番さん」と言ったのです。ただ言葉のなまりで「13番さん」が都会の人には「じいさん、ばあさん」に聞こえたって言うんですね。いやあ一字違いで大違いですね。
ところで一字違いが大きな違いを生むものはこれに限った事ではありません。神様についてもそれが言えるのです。
……(全文を読む869)
大阪市立美術館にはゴッホの作品が展示されていて、大盛況でした。
ところで、天才画家といわれるゴッホは、模倣の天才でもあったのです。代表作のひとつ『種まく人』は、ミレーの『種まく人』の人物が丸写しされています。また、『レストランの内部』という作品では、ジョルジュ・スーラと同じ技法で描かれているんです。
つまり、彼は「これは一流だ!」と思うと、それに対して張り合うのではなく、その素晴らしさを認めてどんどん取り入れることによって成長していった人なんです。偉大なものを、偉大だ、と認めるということから全てが始まったんですね。
さて、聖書の中に、最も偉大な存在である神をほめたたえることばがあります。
私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。神は、ご自分の大きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせて、生ける望みを持つようにしてくださいました。
ここに、神がほめたたえられるべき3つの理由が見て取れると思います。
……(全文を読む868)
さて私はミレーの晩鐘という作品が好きで、以前はパソコンの壁紙にしていました。
ところがこのミレーは、有名になるまでの間は大変貧しい生活をしていたのです。寒さをしのぐための薪を買うお金すら無かったんですね。家族を養うために本当に彼が描きたいものではない裸婦像を描いて何とか食つなぐという生活でした。
ところがある日のこと、朗報が届きます。パリの万博に出展していた彼の作品、「接ぎ木をする農夫」を4,000フランで買いたいという人物が現れたのです。彼の親友で、同じ画家のテオドール・ルソーが仲介に立って見事、売買契約を結び、ほどなく4,000フランが支払われたのでした。
ところが、なぜか購入者の名前が分からなかったのです。実はこれは貧しさの限界まで来ていたミレーを助けるためにルソーが自分の名前を伏せて購入したのでした。ミレーの画家としての才能を認めていたルソーは彼の生活を支えるために目立たぬようjに支援したのです。
こんな奥ゆかしい謙遜でそして熱烈な友を持ったミレーは幸せな人だと思います。
ところで、私たちが日々生きていくために目立たないように物静かに私たちを助けておられる方がいます。
それはこの世界の創造主である神です。私たちが呼吸する空気も、渇きをいやす水も、飢えを満たす食物も、命に必要なエネルギーもすべては神の手によるわざです。
今日、あなたを作った神様のことばから、神様の恵みを考えたいと思います。
……(全文を読む867)
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