インターネットでラジオ関西の「聖書と福音」がいつでも聴ける(Web Radio) ウェビオ

Bible & Gospel
■ No.361  2007年02月25日   「変わらないものにつながる」
おはようございます。高原剛一郎です!
 私は先日、ヒップホップダンスとゴスペルミュージックのコンサートに行きました。お客さんとしてではなく、出演者としてライブハウスの舞台に立ったんですね。実はこのコンサートはクリスチャンのアーティストによるものだったんです。私はそこで30分程聖書メッセージを取り次ぎました。終わってから何人かの若者たちと話したのですが、そこに2種類の若者がいたんです。今を生きている若者と今しか生きていない若者です。今しか生きていない若者とは、「今さえよければいいじゃないか」嫌なことつまらないことの多いこの世の中で、今、今日、この瞬間が楽しかったら、後はどうでもいいじゃないかという人です。瞬間の快楽に没頭する人ですね。……(つづく)

ノア:いつまでも残るものは

新約聖書 第1 コリント人への手紙13:13
 こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。


■ No.360  2007年02月18日   「悪魔の囁きに打ち勝つ」
おはようございます。高原剛一郎です!
 私は先日、作家で精神科ドクターである加賀乙彦さんの「悪魔の囁き」という本を読みました。加賀さんは東大医学部を出た後、犯罪心理学で身を立てようとして、東京拘置所の医務技官として赴任します。二千人の収監者たちの中で、加賀さんが特に歓心を持ったのは、死刑判決を受けた囚人たちでした。彼らとの面談を繰り返していく内に、自分の偏見がどんどん融けていくのが分かったそうです。初め、死刑判決が下るような凶悪犯罪者というのは、鬼か魔物のように思っていたのですが、断じてそうではない。自分と同じ一人の人間なんだと痛感するようになったというのです。勿論中には良心の呵責を感じないで、平然と人殺しをやってのける人もいるんでしょう。……(つづく)

レーナ・マリア:一羽のすずめに

新約聖書 マタイの福音書 4:8〜10
 また、天からこう告げる声が聞こえた。「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。」さて、イエスは、悪魔の試みを受けるため、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。そして、40日40夜断食したあとで、空腹を覚えられた。すると、試みる者が近づいて来て言った。「あなたが神の子なら、この石がパンになるように、命じなさい。」イエスは答えて言われた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。』と書いてある。」


■ No.359  2007年02月11日   「額面通りに受け入れる」
おはようございます。高原剛一郎です!
 私は一年で一番寒いこの季節になると思い出すことが、ひとつあります。ある地方の集会へお招きされたときのことです。息子さんに連れられて生まれて初めて教会の門をくぐった年老いたお母さんがいらっしゃったんですね。メッセージの後、個人的にお話するうちに、すっかり意気投合したんです。別れ際この方は、私が大の漬け物好きだということを知ると悔しそうにおっしゃるんですね。「ああ、もっと早く知ってたら家の漬け物を渡したのになあ」「じゃあ、また次の機会にお願いします」と言ってお別れしたんです。……(つづく)

大和田広美:主は私の羊飼い

新約聖書 第1 テモテへの手紙1:15
 「キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世に来られた。」ということばは、まことであり、そのまま受け入れるに値するものです。私はその罪人のかしらです。


■ No.358  2007年02月04日   「天国による力」
おはようございます。高原剛一郎です!
 カルメン・コルデというスペイン人の作家の書いた作品に、全盲の男の子を産んだ若い母親の話があります。彼女は家族や近所中の人々に向かって言います。「子供には自分の目が見えないことを知って欲しくないんです。それでどうぞお願いです。彼には光とか、視力とか見ることに関することばを一切使わないで下さい。」少年は自分の障碍を知らずに成長しますが、ある日のこと庭の柵と飛び越えてきた見知らぬ少女が、それまで禁じられていたあらゆることばを使って、すべてを台無しにしてしまうんですね。少年は彼女のことばによって、今までの世界観をことごとく崩されてしまいます。自分には知らされて来なかったけれども、「見えるという世界が別に存在しているんだ」と分かって愕然をするという話なんですね。私はこの少年のショックを少し共感できるように思うんです。……(つづく)

岩渕まこと:歌う旅人

新約聖書 マタイの福音書6:19〜21
 自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい。そこでは虫とさびで、きず物になり、また盗人が穴をあけて盗みます。自分の宝は、天にたくわえなさい。そこでは、虫もさびもつかず、盗人が穴をあけて盗むこともありません。あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです。


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