インターネットでラジオ関西の「聖書と福音」がいつでも聴ける(Web Radio) ウェビオ

Bible & Gospel
■ No.374  2007年05月27日   「アルプスの少女ハイジとキリスト」
おはようございます。高原剛一郎です!
 私は大阪が好きでたまらない人間なんですが、中でもいくつかお気に入りのスポットがあります。その内の一つはとあるビルの地下街なんですね。実はその地下街は昭和30年代の下町の大阪を人工的に再現して作った町なのです。狭くて暗い路地、昔ながらの牛乳箱。歪んだ板ガラスの扉など、私が幼い頃に見たものが演出されています。私はその空間に入ると、なんだかわくわくしてくるのです。なぜでしょうか。懐かしいものに触れたからですね。人は懐かしいものに触れると、ホッとするのです。
 先日あるドクターが俳諧行動をとる老人についてこんなことを話されていました。俳諧というのは、目的もなく、行く宛てもなく、果てしなく歩き回ることのように思われています。しかし、俳諧する老人たちに、よーく話を聞いてみたところ、一番たくさん返ってきた答えは、「昔の家に戻ろうとしていた」というのです。……(つづく)

グローインアップ:愛の絆

新約聖書 ルカの福音書15:20
 こうして彼は立ち上がって、自分の父のもとに行った。ところが、まだ家までは遠かったのに、父親は彼を見つけ、かわいそうに思い、走り寄って彼を抱き、口づけした。


■ No.373  2007年05月20日   「キリストによって満たされる」
おはようございます。高原剛一郎です!
 私は先日、次々と記録を塗りかえる日本人大リーガー、イチロー選手のインタビュー記事を読みました。連続ヒット記録のかかった試合を前にしたとき、彼は自分をどのようにコントロールしたんでしょうか。何と彼は、記録達成を願って、応援してくれているファンのことを考えたのではなく、「何とか記録達成にならないで欲しい」「イチローの奴め!失敗してしまえ」と願っているライバルの妬みを考え、それで闘争心に火がついて、向かっていく気持ちでバッターボックスに立てたというのです。ライバルの嫉妬に対して、軽蔑で返したり、無視を決め込んだりすることも出来ます。しかし、イチロー選手はライバルの妬みを使って、自分のファイティングスピリットに火をつけたというのです。妬みや羨み、嫉妬そのものは一面有害なものですが、用い方によっては良いものにもなり得るというのです。……(つづく)

吉田恵子:主と共に歩む

新約聖書 エペソ人への手紙4:9〜10
 この「上られた。」ということばは、彼がまず地の低い所に下られた、ということでなくて何でしょう。この下られた方自身が、すべてのものを満たすために、もろもろの天よりも高く上られた方なのです。


■ No.372  2007年05月13日   「イエスを心理分析してみると」
おはようございます。高原剛一郎です!
 日本語の中に、「ややこしい」という言葉があります。込み入ってわかりにくいという意味です。ではどうして込み入って面倒なことを「ややこしい」というのでしょうか。実は関西では、赤ちゃんのことを「ややこ」と言ったんですね。ややこはとても手間がかかります。その世話は込み入っていて面倒ですね。ですから、ややこしいと言ったのです。ところで、ややこの反対は何でしょう。大人ですね。ですから、あまり手のかからないことを大人しいと言うそうです。しかし、人が健康な大人に成長するためには、赤ちゃん時代にややこしい自分をしっかりと受け止めてもらうという経験が必要です。充分赤ちゃんを経験した人が、大人になれるのです。……(つづく)

吉田恵子:Jesus Rock of Ages

旧約聖書 イザヤ書1:18-19
 「さあ、来たれ。論じ合おう。」と主は仰せられる。「たとい、あなたがたの罪が緋のように赤くても、雪のように白くなる。たとい、紅のように赤くても、羊の毛のようになる。もし喜んで聞こうとするなら、あなたがたは、この国の良い物を食べることができる。


■ No.371  2007年05月06日   「愛ゆえの苦しみ」
おはようございます。高原剛一郎です!
 先日私は、ケルティックギターのコンサートに行きました。ケルティックギターというのはアイルランド音楽をギター一本で奏でるのですが、大抵は歌詞がついている音楽が多いんですね。その中にこんな讃美歌の歌詞があったんです。「友よあなたの行く手の道が身を起こしてあなたを迎えるように。風があなたの歩みを励ますように。太陽があなたの顔を暖かく照らすように。雨があなたの畑を優しく潤すように。私たちが再び会う日まで、神があなたを大いなる手のひらの内に置いて下さるように。」こんな世界観で生きることが出来たら素晴らしいですね。この世界観の土台にあるのは、聖書の福音です。さて、聖書にこう書いてあります。「神が多くの子たちを栄光に導くのに、彼らの救いの創始者を、多くの苦しみを通して全うされたということは、万物の存在の目的であり、また原因でもある方として、ふさわしいことであったのです。」ここに福音のエッセンスが三つのポイントで紹介されています。……(つづく)

松本優香:Jesus We Crown You With Praise

新約聖書 ヘブル人への手紙2:10
 神が多くの子たちを栄光に導くのに、彼らの救いの創始者を、多くの苦しみを通して全うされたということは、万物の存在の目的であり、また原因でもある方として、ふさわしいことであったのです。


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