#1175 門であるキリスト

メッセンジャー似顔絵

ごきげんいかがですか。高原剛一郎です。

ところで、アメリカのバージニア州に国防総省の本庁舎があります。ペンタゴンです。英語で五角形という意味ですね。文字通り正五角形の形をした建物です。そしてこれは、世界最大のオフィス面積を持っていて、廊下だけでも全部つなぐと28キロになるそうです。地上5階建て、地下2階の頑丈な建物ですが、この建物の中心に同じく五角形の形をした空き地があるんです。2万平米あります。この空き地のど真ん中に小さな建物が建ってるんですね。これは外からは見えません。しかし、偵察衛星で上から見ると、確かにペンタゴンのど真ん中に不思議な建物があるんです。冷戦時代ソ連は、この建物が何なのか大変気になっていたのです。というのはある時間になるとペンタゴンの職員たちがここに集まってくるんですね。長い間ミステリーでしたが、とうとうその正体が判明しました。何とホットドッグの売店だったんですね。おそらく世界一完璧に守られている売店です。ところで聖書は、それ以上に私たちが完全に守られる道について紹介しているのです。ある時キリストはこのように言われました。

わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら救われます。また出たり入ったりして、牧草を見つけます。

さぁここから三つのポイントでキリストによる救いをご紹介しましょう。

天国に至る門

第一にキリストは天国に至る門です。今から15年ほど前のことです。私はコロラド州のコロラドスプリングスという町に講演のために出かけたのでした。その町には、アメリカ空軍の士官学校があったんですね。
案内してくれた友人の息子は、この士官学校の教官だったのです。それでかなり内部まで私たちは見学することが出来たんです。ところで、その士官学校の奥には別の門があるんですね。そこは普通には入ることはできません。しかし、門のところに友人の息子が立っていたのです。そして、この息子の保証と権限で私たちは内部へと入っていくことができたのです。いわばこの息子は、我々外部の人間にとって門だったのです。
天国の門とは何でしょう。神の息子、イエス・キリストご自身が門なのです。このキリストが保証した人は、その国の内部に入ることができるんです。

だれでもキリストを信じるなら救われる

ではキリストは、どんな人を身分保証してくださるんでしょう。それが第二のポイントです。「だれでも、わたしを通って入るなら救われます。」とキリストは言われました。つまり、キリストを救い主として信頼する人であるならば、誰でも迎え入れていただくことができるのです。
娘がまだ4才ぐらいの時のことです。私は彼女を公園に連れて行ったのでした。たまたまそこに知り合いがいましたので、私は娘から目を離し、そしてその人と話し込んでおりました。すると遠くの方から「お父さん、見てー!」という娘の声がするではありませんか。振り返ってみると、なんと生きてる鳩を両手で捕まえて、こっちに走って来るんですね。鳩を素手で捕まえるとは一体どうやったんでしょうか。あっけにとられて見ていましたが、ハトは逃げたくて逃げたくてもうたまらないわけですね。しかし、もがけばもがくほど逃がすまいとして、彼女はますます鳩を強く圧迫して握ったのです。
次の瞬間、ハトは娘に糞を浴びせ倒したんですね。しかし私は、鳩の糞だらけになった娘をそのまんま迎えました。とても衛生的とは言えない状態でした。でも私はそのまんまの彼女を迎え入れたんです。そして鳩を手放させて、そしてハグしてやりました。そして公園にある水道で汚れた手やシャツを洗ってやったのです。いかに糞だらけになっても、私の子供であることには違いありません。私は汚れたまんまの彼女を受け入れました。ありのままで受け入れたのです。
それと同じように、キリストは罪だらけの人間をありのままで受け入れてくださるのです。ただし、私はありのままの娘を受け入れましたが、ありのままで放置したりせず、しっかり洗ってやりました。それと同じように、キリストは罪まみれの罪人をそのままで受け入れてくださると同時に、その罪をご自身のいのちですっかり洗い流してくださるのです。罪が何一つ見当たらないほどに完璧に赦し、洗い清めて、そして迎え入れてくださる方、それがイエス・キリストというお方なのです。
「だれでも、わたしを通って入るなら救われます。」とはどんな罪人でも、過去にどんな罪を犯した人であったとしても、どんなに醜い過去があったとしても、もしその人が、キリストを救い主として信じるなら救われますという意味なのです。

神があなたを守られる

第三に、キリストを信じた人は、出たり入ったりして牧草を見つけますと約束されました。
まぁこの例えは、人間を羊になぞらえて表現している例えなんですね。キリストという門を通って神の国に入った人は、まるでペンタゴンの中の売店のように完全に守られます。そして守られるだけではなく、出たり入ったりして豊かな祝福、牧草を見つけるのだと約束してくださってるんですね。ところで、この出たり入ったりというのは何のことを言ってるんでしょう。実はこれはへブル的な表現なんです。旧約聖書の詩編121篇の中にこんな言葉が出てくるんです。

主はあなたを 行くにも帰るにも 今よりとこしえまでも守られる。

「この行くにも帰るにも」というのが出たり入ったりの意味です。つまり重要人物というのは、どこに行くにしても、どこから帰るにしても、SPが付きますね。それと同じように、キリストを受け入れた人は、キリストにとって重要人物となり、そして神自らがSPとなって護衛してくださるというのです。
あなたが息を引き取るときまで、あなたはいつも神の注目と、神の関心の的となり、意味なく危ない目には合わないというのです。こんな素晴らしい申し出は私はどこにもないと思います。
どうぞあなたのために人となり、十字架についていのちを献げてくださった神の御子、墓に葬られ三日目によみがえった救い主、イエス・キリストをご自分の救い主として今日迎え入れてください。救われます。心からお勧めします。


使用CDジャケット
Migiwa:The Salvation Poem救いのうた

今日のみことば
わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら救われます。また出たり入ったりして、牧草を見つけます。
(ヨハネ10:9)