ごきげんいかがですか。慶相龍です。
さて、2022年から2026年にかけてガラケーと呼ばれる昔ながらの携帯電話サービスが徐々に終了して、スマホ一択の時代が来るそうです。
私はかつて深い意味もなくガラケー派を気取っていたのですが、スマホを使い始めるとその便利さにすっかり魅了されてしまいました。ですが、悔しいことに私の妻はスマホに搭載されている便利で気の利いた機能を私よりもはるかによく知っているのです。
なぜ妻はスマホのすばらしさをよく知っているのでしょうか。それはスマホを作ったメーカーが提供するマニュアルをよく読んだからです。
スマホと同じことが人間にも言えると思います。人間の素晴らしさも、人間を造った創造主、神というメーカーが提供するマニュアル、聖書を読めばよく分かるのです。聖書のことばです。
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
これは神からあなたへのメッセージです。読みかえるとこうなります。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどにあなたを愛された。それは御子を信じるあなたが、滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」
人間のマニュアルである聖書が示す、あなたの素晴らしさについて考えてみたいと思うのです。
あなたに対する神の目的
まず一つ目に、あなたには神の目的があるということです。
聖書によると神はあなたを神に似たものとして造られたのです。神に似たものとして、神と親しく交流しながら、全知全能にしてあなたを愛し、あなたに良いことしかお出来にならない神と共に生きるものとして造られたのです。
また聖書によると、神はあなたにとって必要な恵みを豊かに施し、あまりにも素晴らしい恵みを受けたあなたが、神を誉めたたえながら、喜びをもって生きていかずにはおれないようにお造りになりました。
また聖書によると、神は神のために、あなたにしかできない役割を果たすように、そして、その役割を果たすために必要な賜物と呼ばれる霊的な才能を持つものとしてあなたをお造りになりました。
その他まだまだありますので、あなたも気付いていない、あなたご自身の存在目的を聖書で確かめていただきたいのです。
あなたという人間の存在には、あなたの造り主である神にとって、確固とした目的があるのです。
あなたは価値のある存在
二つ目に、神にとってあなたは、誰が何を言おうとも、かけがえのない大切な存在であるということです。
私の国籍は韓国ですが、日本で生まれ育ち、元々韓国語を理解することはできませんでした。しかし、40歳近くになったとき、会社に辞表を提出して、結婚以来住み慣れた部屋を整理し、韓国語をマスターするために妻とともに韓国に移り住むことにしたのです。
私は心が燃えていましたので、会社を辞めて生活の保障もない韓国に移り住むことに何の問題も感じていなかったのですが、妻にとっては大きな不安であったことと思います。それが私にとって最も気にかかることでした。しかし、最愛の妻を神様に差し出すような思いで日本を後にしたのです。
私の韓国語はそれほどうまくはないのかもしれません。しかし、だれが何と言おうとも、私にとって韓国語はかけがえのない大切なものなのです。大げさに言うならば、最愛の妻を犠牲にして習得したものだからです。
私が韓国語を習得のために妻に犠牲を強いたように、神はあなたを獲得するために実に最愛の一人子であるイエス・キリストを犠牲にされたのです。
人はあなたのことを悪く言うかもしれません。もしかすると、あなたはあなたご自身のことをあまり好きでないかもしれません。
しかし、誰が何と言おうと、あなたがあなたご自身のことを、どのように低く見積もったとしても、神にとってあなたは、誰にも何も言わせたくない、文句なしにかけがえのない大切なお方なのです。神にとってあなたは最愛の一人子を犠牲にするほどに価値があるお方だからです。
死んだら終わりという諦め
三つ目に、あなたは永遠のいのちを持てるということです。
スーパーボランティアと言われる尾畠春夫さん、2018年山口県で行方不明となった2歳の男の子を無事救助して一躍時の人となりました。彼は言います。
「人探しをするときは、絶対に生きていると信じて探す。駄目かもしれん。死んでるかもしれないと思ったら足が進まん。」
だめかもしれん、死んでるかもしれないという諦めの気持ちは、ボランティアから元気を奪ってしまうというのです。そして、諦めの気持ちが人から元気を奪ってしまうということは、おそらくボランティア活動以外についても同じことが言えると思われるのです。
例えば私の学生時代にこんなことがありました。中学生の時、成績がまずまず良い方だったのですが、クラスメートから「ふん、朝鮮人のくせに」と言われ続け、気弱な私は、いつしか自分でも、勉強ができたところで日本人でない自分は、誰からも認められることはないのだ」と諦めの気持ちを心に持つようになったのです。私は熱心に勉強するということに虚しさを覚え、元気を失っていったのです。かつて私もそうであったように、多くの人は、人間は結局死んだら終わりだという諦めの気持ちを持って生きています。そして、その諦めの気持ちは、どのように考えたとしても、生きていくための元気を奪うものでしかないのです。
永遠の命が用意されている
しかし神は語るのです。「あなたは死んで終わるのではない、あなたには永遠のいのちが用意されている」と。
神は御子を十字架の死から三日目に死者の中から朽ちない体をもってよみがえらせました。あなたにはその御子の価値がつけられているのです。
御子を死からよみがえらせた方は、御子の価値がつけられたあなたを、御子と同じように朽ちない体を持って天の国に永遠によみがえらせる方なのです。鍵はあなたが御子を信じる者になることです。最愛の一人子を犠牲にされた神は、あなたに全知全能の力をもって良いことしかお出来にならない、全く信頼するに十分なお方なのです。
その神が、御子キリストを、あなたを救う神と信じ、頼り、従うなら、あなたは神の目的に従った人生を回復し、神の愛を豊かに味わい、永遠のいのちを持ち、永遠の国で評価される、永遠の宝を積み上げていく人生に入ることが出来ると約束しておられるのです。
イエス・キリストを信じられることを心からお勧めいたします。
（ヨハネ3：16）
