#1033 永遠に価値ある三つのもの

メッセンジャー似顔絵

ごきげんいかがですか。高原剛一郎です。

先日私は新しいiPadを購入しました。付属していたケーブルをパソコンに繋ごうとするとコネクタの形が全く変わっていたのです。
新しい製品になることで古いタイプのものがそのままでは使えなくなっていたのです。こういうことってよくありますよね。
ついこの間まで最先端だったものが、時間とともに使えないものになってしまうのです。つまり時代とともに価値を失ってしまうのです。
ところが聖書はいつまでも価値を失わないものがあると語っています。こう書いてあるのです。

こういうわけで、いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。その中で1番すぐれているのは愛です。

ここから三つの、いつまでも残るもの、永久不滅の価値を持つものをご紹介しましょう。

神を信頼して信仰する

第一に信仰です。あなたの救いを完成してくださったイエス・キリストを信じることです。これがなぜ価値あることなんでしょう。
ところで、神の目にどんなことより素晴らしいと見えることがあるとしたらそれは何だと思いますか。実は、神様が何よりも喜ばれること、嬉しいと思われること、それはあなたが神を信頼することなのです。
神は私を愛していてくださると信じることです。神は私を大切に思うあまり、十字架の上のキリストに全ての罪をのせて、代わりに裁くことまでして、私を赦してくださったと信じることです。
なぜそれが価値あることなんでしょう。神は信頼されることを何にも勝って喜ばれる方であるからです。もしあなたが神を信じるなら、あなたは神をどんなことよりもお喜ばせしていることになるためです。

聖書の「希望」

第二に希望です。
ところで希望と言うと日本語では必ずしも良い意味ではありません。希望の「希」という文字は「うすい」と読めるし、「まれ」とも読めます。すなわち希望とは望みが薄い、稀にしか叶わない望みというニュアンスが込められています。
実際、希望的観測と言うと、そうならない可能性があるが、できればそうあって欲しいという願望を表す言葉になるのです。
ところが聖書の中で希望と言えば、それは必ず起こることを意味するのです。もしあなたがイエス・キリストを信じてるなら3つのことに希望が持てます。
第一に、神は悪い事でも最後には良いことに変えてくださるという希望です。今目の前で展開してるのは全体像の中の一部です。神はそれ自体は良くないことを用いて、最終的には良きものに変えてくださる方です。
第二に、良い事は決して取り上げられないという希望です。神は良い方ですから良いことを取り上げる事はなさいません。
第三に一番良い事はこれから起こるという希望です。人生の終わりに待ち構えているのは死ですね。しかし、キリストを信じた人にとって、死ですらも希望に変えられてしまうのです。
なぜならキリストは死を滅ぼしてくださったからです。イエス・キリストは十字架の上で死に、墓に入れられました。けれども、イエス・キリストは3日目によみがえって、墓から出てこられたのです。
このキリストを救い主をする人には、キリストの身の上に起こったことが起こると約束されています。つまり、死んだままという事はありません。よみがえる時が来るのです。

神は世界を喜びで終わらせる

スポルジョンというクリスチャンはこう言いました。イエス様はお墓をベッドに変えてくださった。死ぬことが目覚めに変えられてしまった。
クリスチャンになってもいつか死にます。しかし、死んだ後、目を覚まします。夜熟睡した後、朝気持ちよく起きるようなもんです。そしてキリストが我々の手を取って、いつまでも続くいのちへと導いていってくださるのです。
いや、それどころか今生きてるクリスチャンは、死ぬ前にもっとすごいことを経験するかもしれません。それはキリストが再び空中まで来られて、クリスチャンたちを引っ張り上げて下さるという希望です。
この世界は嬉しいことだけが起こるところではありません。今も日本で、世界で、ひどいことが行われています。
しかし、神は世界の最後を喜びで終わらせる方です。そのために神は今日も働いておられるのです。

フロリダのある青年

第三に、いつまでも残るものは愛です。実は、これが何よりも神が重視しているものなのです。
先日、一人の青年の話を読みました。フロリダに住むブロック夫妻の一人息子、デイビッドさんという人の話です。彼は4歳の頃、重い自閉症の兆候が見られるようになったのです。そして、全く話をしなくなり、21歳になる今まで、促されても一単語を発するのが精一杯です。
一言も発音しないまま何日も過ぎる時もあるそうです。さらに彼は幼い頃から重度の免疫不全症候群を発症していたので、他の子供たちと接触することができないのです。なので自宅から一歩も出たことがありません。ただ、テレビを通して外の世界を知るだけなのです。
ところが、少し前に初めて3つの単語で構成されている文章を口にしたのです。
「ぼく ジャガーズ すき」。ジャガーズは、地元フロリダ州のアメリカンフットボールのチームです。それからしばらくして彼は母親に向かって初めて疑問を口にしたのでした。
「ぼくを すきになってくれる ひと いるのかな。」お母さんは驚きと感動を噛み締めました。しかし、同時に胸がいたんだのです。
その場を離れて息子が見ていないところで泣きました。彼がそんな思いを抱えていたのかと思うと嬉しさと苦さが入り混じった気持ちになってしまったからです。
それで息子に説明しました。「神様はあなたのこと愛してるよ。イエス・キリストもあなたのことを愛しておられる。そして亡くなったおばあちゃんだって、今はあなたの側にいなくてもあなたのことが好きなんだよ。あなたに会った人はきっとみんなあなたのことを好きになるよ。」

愛されているということを理解する

その日の午後、お母さんは息子が口にした疑問をTwitterに投稿したのです。このツイートが一気に拡散し、世界中から7万件を超える「いいね」とリツイートがされたのです。
そして、世界中からデイビッドとケリーに、1人じゃないよと伝えたい想いから綴られたメッセージが届きだしたのです。
デイビッドさんは7万件の反応一つ一つに返信しているそうです。それを書いている時、彼は生き生きとし、言葉がより出るようになり、そしてできることが徐々に徐々に増えていったのです。
そして、それを見ていて一番幸せだったのは、本人以上に母親のケリーさんでした。今までの苦労が何もかも吹き飛ぶような喜びが湧いてきたのだと言うのです。
ところで神にとって一番価値ある事は何でしょう。それは神があなたを愛しておられることを理解したあなたの顔に、笑みがこぼれるのを見ることなのです。
神はあなたを愛しておられます。その動かぬ証拠が十字架とキリストの復活なのです。
どうぞあなたもイエス・キリストを救い主として信じ、永久不滅の価値あるものを神様からのプレゼントとして受け取ってください。心からお勧めいたします。


使用CDジャケット
ノア:信じます

今日のみことば
「こういうわけで、いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。その中で1番すぐれているのは愛です。」
(1コリント13:13)