#1352 最も大切な書物

メッセンジャー似顔絵

ごきげんいかがですか。三綿直人です。

先日、ルイ14世の悲劇を知って、胸が痛くなりました。フランスの絶対王政の象徴、世界で最もリッチで、最も権力を持っていたはずの王様です。しかし、彼は間違った情報を信じてしまい、大変な目に遭うのです。
ルイ14世は、30代の頃からひどい虫歯と歯周病に悩まされていたそうです。当時の宮廷医師ダカンは、とんでもない診断を王様に言います。「王様、歯はすべての感染症の温床です。歯をすべて抜いてしまえば、健康になれます」
今の歯医者さんなら絶叫するような理屈ですが、ルイ14世はこれを信じてしまいました。17世紀には、麻酔も、電動のドリルもありません。ペンチのような道具で、力任せの抜歯を行います。そして、上あごの歯をすべて引き抜きました。あまりに乱暴に抜いたため、口の中と鼻腔(鼻の奥)がつながってしまうという大事故が起きたんです。傷口を消毒するために、赤く熱した鉄の棒を口の中に突っ込んで14回も焼くという、拷問のような治療まで行われた記録があります。口と鼻がつながってしまった王様の食事はどうなったでしょう? 噛むことができないため、料理は丸呑み。胃腸が弱り、慢性的な下痢に悩まされたんです。

間違った情報を信じることによる悲劇

どうしてこんなことになってしまったんでしょう。間違った情報を信じたからです。私たちが「知っている」と思っていることは、誰かに教えられて知っている状態になりました。聞いたこともあるでしょうし、本で読んだこともあるでしょう。知っているということは、誰かに教えられて知っているんです。知っていることでも、間違っていることがあり、それが笑える程度のことなら問題はありません。でも、「いのちの問題」について、間違った言葉、間違った情報を信じてしまったらどんなに危険でしょうか。

聖書は、いのちの起源、死の起源、死の解決、天国、地獄についてはっきり教えています。これらのことは、自分の目で確認できないことばかりです。ですから、知っているというより、信じるというものなのです。いのちの起源は、偶然だと聞いて、そう信じている人もいるでしょう。死んだら終わりだと聞いて、そう信じている人もいるでしょう。でも、それは間違っていないでしょうか。私がお伝えしているのは、聖書と福音です。聖書は神のことばであり、間違いがないと、私は信じました。信じるかどうかは私たちの自由ですが、聖書が教えていることをまず知って、そして根拠を考えて、信じていただきたいのです。

あなたはいのちの書に名が記されていますか?

ヨハネの黙示録にこう書かれています。

しかし、すべての汚れたもの、また忌まわしいことや偽りを行う者は、決して都に入れない。入ることができるのは、子羊のいのちの書に記されている者たちだけである。

聖書は、人は死んで終わりであると教えていません。神のもとに帰り、正しい審判を受けると教えています。そして、天国は「都」である。すなわち、実際の人間社会がそこにあるというのです。その都、天国に入るには、一つ、条件があります。「子羊のいのちの書」に名前が記されているかどうかだ、というのです。

あなたは、子羊のいのちの書に名が記されていますか?
日本人は、元気な時は、「死んだら終わりだから、今を一生懸命に生きる」と言います。そして、誰かが亡くなったら、「天国で元気に過ごしているでしょう」と言うのです。その場任せのいい加減なことです。そこに軸はなく、本気で信じているものもありません。その場の雰囲気を良くするためだけの、適当な言葉です。聖書は、天国は都であり、イエス・キリストが王として治める国家であり、人間が故郷に帰ったように感じる「故郷」だ、最高の場所であると教えていますが、そこに入るには条件があることを教えているんです。子羊のいのちの書にあなたの名は記されていますか?良い行いをしたからではありません。犯罪を犯さなかったからでもありません。大切なのは、あなたの名がいのちの書に記されているかどうか、なのです。

地獄は後悔しながら生きていく社会

ルース・アンナ・メッツガーさんが経験した実話を紹介しましょう。彼女はシアトル在住のプロの歌手、オーケストラ指揮者の方です。あるとき、ルース・アンナはシアトルで行われる結婚式で賛美の奉仕を頼まれました。それは富豪の娘の、非常に豪華なものでした。彼女は二つの理由でワクワクしていました。一つはそれが大きなイベントだったこと。もう一つは、披露宴がコロンビア・タワーの最上階で行われる、非常に特別な人だけが招待されるものだったからです。彼女は夫のロイと一緒にそこへ行くのを楽しみにしていました。
結婚式での賛美奉仕が終わり、二人はタワーへ向かいました。受付にはタキシード姿の給仕長(メートル・ドテル)がおり、豪華なオードブルや飲み物を振る舞っていました。新郎新婦が最上階へ続く美しい階段に現れ、宴の始まりが告げられました。ゲストたちは列になって階段を上がっていきます。階段の頂上で、給仕長が分厚い名簿を手に、一人ひとりに挨拶していました。 「お名前をお願いします」 「ルース・アンナ・メッツガー、そして夫のロイです」 彼は「M」の欄を探しましたが、「見当たりませんね」と言いました。 「もう一度綴りをお願いします」 ルース・アンナはゆっくりと名前を言いました。名簿を調べた結果、給仕長は顔を上げて言いました。 「申し訳ありませんが、お名前がこちらにありません」「何かの間違いでしょう」彼女は言いました。「私は歌手です。式で歌を歌ったんですよ」 しかし、給仕長は答えました。 「あなたが誰であるか、何をしたかは関係ありません。名簿に名前がなければ、披露宴に出席することはできません」
彼はウェイターを呼び、「この方々を業務用エレベーターへ案内しなさい」と命じました。二人は、エビやスモークサーモン、見事な彫刻が並ぶ豪華なテーブルの横を通り、白いタキシードを着たオーケストラが演奏の準備をしている場所を通り過ぎ、エレベーターに案内されました。二人は中に押し込まれ、駐車場に着き、自分たちの車を見つけ、数マイルの間、沈黙したまま車を走らせます。ついにロイはルース・アンナにこう言いました。「ねえ、いったい何があったんだい?」彼女は答えました。「招待状が届いたとき、私は本当に忙しくて返事をする余裕がなかったの。返事なんて私はわざわざしなくていいと思った。だって私はゲストで歌を歌うのを頼まれてるんだから。当然披露宴には出られると思っていたのよ……」
ルース・アンナは泣き始めました。それは、今まで招待された中で最も豪華な披露宴、それに出席できなかったからというだけではありませんでした。彼女はいつの日か、キリストの前に立ち、「子羊のいのちの書」に自分の名前が記されていないことを知る人々が味わうであろうという感覚を不意に、ほんの少しだけ予感したからです。彼女はクリスチャンとして、この話をするとき、こう語っています。「その時、人々は、人生で最も深い後悔をすることになるでしょう。地獄は、後悔しながら生きていく社会だとわかったのです」

さて、あなたはいかがでしょう。聖書が語っていることなど間違っている。そんなの嘘だと一蹴することもできます。しかしながら、もしそれが本当ならどうすれば良いのですか?と謙虚に聞くこともできます。神は今日もあなたを愛し、この番組を通してあなたに呼びかけておられます。「あなたの罪のために私が献げた子羊を信じなさい。子羊なるイエスを信じるなら、子羊を通して与えられる永遠のいのちにあなたもあずかります。子羊であるイエスを信じる者は、子羊のいのちの書に名が記されているのです。あなたはただ応答するだけです。『ありがとうございます。私は、私の罪のために献げられた子羊なる救い主キリストを信じます』」と。今日、決心されるよう、心からお勧めします。


使用CDジャケット
国分友里恵:天の喜びと無限の愛を

今日のみことば
しかし、すべての汚れたもの、また忌まわしいことや偽りを行う者は、決して都に入れない。入ることができるのは、子羊のいのちの書に記されている者たちだけである
(黙示録21:27)
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