
ごきげんいかがですか。高原剛一郎です。
はい、皆様こんにちは。あのー、最近私本屋さんに行くことが多いんですよ。この間なんか自分の本買いました。しかもそれを見ている人がいて
「高原さんですか?YouTube見てます。何読んでるんですか?」
「え、いや別に」みたいな。
めっちゃ恥ずかしいっすよ。まあでもね私この本は、どうしても読んでもらいたい本につなぐために書いた本で、どうしても読んでもらいたい本というのは聖書なんです。
いきなり「聖書」言うても「いやあ、もう字小さい、絵かいてないし分厚い」みたいなね。とにかくこの、本屋さんねよく行くことになったんですけれども、その中にね『世界一短い小説』という本が売ってましてね、めっちゃおもろいこれが。
6行×9文字でね、54文字の一枚の原稿用紙があってね、54文字で起承転結のある小説書くというね。いやあ面白い。暗記して帰りました。その内容っていうのは「今日初恋の人が結婚する。結婚相手はほんと幸せ者だ。いったいどんな顔してやがるんだ。気になって、鏡を見た。」っていう。うまくない?これ。いったい初恋の人と結婚する奴ってどんな顔してるんだー!で終わったらジェラシー男の捨て台詞じゃないですか。でも次の一行、幸せ者っていうのは紛れもなく僕でしたという。最後の一行でね、嫉妬男の捨て台詞がバーンとひっくり返るというね。うまいなーと思いながら、印象に残ったのはいい逆転劇だからです。
全人類にとっての逆転劇
だけど一番いい逆転劇、全人類にとって意味のある逆転劇というのは、キリストは十字架で死んだだけではなく、墓に葬られ、三日目に死を突き破って復活した、よみがえった。
普通死んだらおしまいじゃないですか。キリストの生涯って処女降誕で始まって復活で天に帰るっていうことで、超自然で始まって超自然で終わるんですよ。普通の方じゃないこの方は。
この復活、よみがえりをここで語ってるということで、結局ここでキリストはどういうお気持ちでこの1節2節3節語ってるかって言ったらね、「これから十字架に向かって行くんだぁ」というね悲壮感でこれ語ってるんじゃなくて、「十字架に向かって行って、死んでよみがえるために私は十字架に向かってくんだ」このね勝利に向かって歩んでるんだということを、ここで弟子たちに向かって語ってるんですよね。
ヨハネの福音書の14章2節でねこう書いてますよね。
わたしの父の家には住む所がたくさんあります。そうでなかったら、あなたがたのために場所を用意しに行く…
この世界は刑務所
場所って「天国にあなた方の場所を用意しに行く」って言うんですけどね、キリストがね今のこの世界っていうのは、壊れた世界であって、人を幸せにする場所じゃないってことをおっしゃってるんです。
私ねはっきり言って在日天国人なんですよ。国籍天にある。一応日本に住んでますけどね。だけどこの世界っていうのは壊れているので、もしこの世界で幸せにしてもらおうと思って期待して生きたら皆裏切られます。
世界はあなたを幸せにするために存在していません。もしそんな期待持ってたら、皆途中で腹立って、「なんちゅう世界やぁ、ここはぁ!」
皆さんここはね刑務所です。刑務所だと思ってたらですよ、刑務所の割には時々いいことあるじゃないですか。ここ一流ホテルやと思ってたら、「一流ホテルでこのサービス、いったいどんなんなんだ!」って言ってなんか不満が出て来るんですけどね、ここはね刑務所や。
C.S.ルイスという人がね「薔薇の木に棘があるといって、ブースカ言う奴おるけど、棘の木に薔薇が生えてると思ってみー」って書いてるんですよ。いやあそういう汚い言い方じゃないですよ。きっとあのぉ、オックスフォードのね、クイーンズイングリッシュだと思いますけど。要はそういうことなんですよ。ここは刑務所です。
天国にあなたの場所が準備されている
刑務所っていうのはね、人を矯正するためにあるんです。じゃあ本当の住み処ってどこなんですか。私たちの造り主のおられる所が私たちの故郷です。天国っていうのは私たちの故郷なんだ。その故郷にあなた方の場所を用意するために行くんだーというふうに言ってるんですが、皆さん本当に自分の人生の終わりが永遠の祝福につながってるとしたら、本当に素晴らしいと思いませんか。
皆さん、神は私たちを愛して、そして永遠のいのちを与えたいと願って、準備してくださってるんです。この準備してくださってるってことを考えたときですね、私イスラエルに行きました時にですね、実はガリラヤア地方のホテルってエルサレムよりはるかに高いんです。ガリラヤってリゾートホテルだけなんですよ。五つ星のね、新しいホテルがありまして、デービッド・ハープ・ホテルていうのがあるんですよ。ダビデの竪琴ホテル、で家内がですね「1泊でいいからね、ここ泊まれへんかなあ」って言ってね、「じゃあ調べてみるかー」一番安い部屋ね1泊14万円ぐらい。すぐにパンって、パソコン閉じてですね「見なかったことにしよう」「でもせっかくイスラエルに来て、なんかもう泊まらなくてもいいから、ねっ、一目見るだけ」そりゃ見に行こーってことになりましてね、見に行ったんですね。そうしましたらね、もうね新しいホテル、おしゃれな建築デザインのホテルなんですが、真ん前にバイブル植物園造ってるんですよ今。その植物園の向こうにガリラヤ湖がブワーッと広がってる。「これいいなー」「じゃあ晩御飯だけでも」バイキングやったらそんな高くないだろうと思ってみたらね、4万5千円。1人ですよ。
1人4万5千円、一晩で4万5千円、元取れるだけ食えるかみたいな。「うわーでもな―ここまで来てぇ」言うて。で、ほなそのバスのドライバーがね「何言うてはるんですか。そこで大声で議論してね。実はそのホテルは、私の勤務している旅行会社の系列ホテルなので、半額になります」と。150ドル、2万6千円。1人ですよ。ほんで思い切って、もう思い切って「こんなこと一生に何回もない。思い切って行くか、行けーっ!」て言うてね。4人で突入したんですよ。
そしてそこ向かってる時に、家内の携帯にメールが入りましてね、ユダヤ人でイエス・キリストを信じてる人がいるんですが、「あのー高原さんたち今日ガリラヤだよね?デービッド・ハープ・ホテルのディナー御馳走したいんだけど来てくれる?」もうね、涙がこぼれた。もうね、もうほんとに主に感謝したんですけど、最近こんなに心の底から感謝したことあったかなっちゅうぐらいの感謝の仕方ですよ。
でね、まあもうバイキングでね死ぬほど食ったんですが、すごいのはね、私たちのテーブルについてるのね、ホテルの支配人なんです。何回も来てね。でもその時ね、いや料理も申し分ないし、その席から見えるガリラヤ湖の夕焼けも美しかったし、もう頂くものすべてが素晴らしいものであったんですけど、料理を味わいながら同時に友情の味がしたというか、私たちのためにもてなしを喜んでしてくれるその古くからのユダヤ人の友の友情を噛みしめてね、感謝でした。
人生の終わりが永遠の祝福につながる
キリストが私たちのために2千年もかかってずっと準備してるってどんなんでしょうね。そこに行った時に皆「ああこれが私の魂の故郷だったんだ」と悟るだけではなくてね、その神によるもてなしにうっとりして、何と神は気前良く、そして私たち一人一人を愛しておられるのだろうかということを嚙みしめるんじゃないでしょうか。天国というのは、実は私たちの故郷なんだ、その故郷にあなた方の場所を準備するためにわたしは行くんだというふうに言ってるんですが、自分の人生の終わりが永遠の祝福につながってるとしたら本当に素晴らしいと思いませんか。
キリストは十字架で死んだだけではなく、三日目に死を突き破って復活した。キリストはね、よみがえった。ぜひ皆さんこのイエス・キリストを信じてこの約束を頂いてください。心からお勧めいたします。
(ヨハネ14:2)