No.443 2008年09月21日「カルバリに立った３本の十字架」
お早うございます、高原剛一郎です
さて、世の中には色んな健康法がありますが、一番簡単で劇的な効果を生むものは、良く噛むと言うことだそうです。食事の時に、一口に付30回噛んで食べることです。そうすると、第一に脳が活性化します。実は脳で使われた血液は、静脈を通って心臓に戻る前に、海綿静脈洞という中継所に一旦集められるんですが、良く噛むと、この部分を刺激して、ポンプの機能を果たし、血流を良くすると言うんですね。さらに、良く噛むと唾液が大量に出ます。この唾こそは、最高の免疫剤なんだと言うんですね。さらに、第三に、老化が遅れると言うんですね。
良く噛んで食べる習慣
噛む刺激によって、パロチンというホルモンが分泌され、これが筋肉老化を防ぐんです。日本有数の長寿村に、ゆずりは村というのがあるんですが、ここのお年寄り達は、100才を超えてもみんな元気なんですね。その理由は、良く噛んで食べるという習慣が、本当に定着しているんです。ところが調べてみると、皆さん歯がないんです。何と言っても100才ですから、じゃあどうやって噛んでいるんでしょうか。なんと歯茎で噛んでいるんですね。長年歯茎でかみ続けてきた結果、まるで歯のようにがちがちに硬くなった歯茎になっているんです。これで良く噛んで食べているんですね。外から取り入れる命を良く味わって吸収することが元気の秘訣なんですね。見習いたいものです。そこで今日は、神が準備した永遠の命を自分のものとして吸収するために必要な三つのステップを考えたいと思うのです。
神によって完全に知られているあなた
まず第一に、あなたは神によって完全に知られていると言うことを認めることです。
私は先日、ロト宝くじで３億２千万円を当てた人物のインタビューを見ました。彼は３年前38歳の時、ナンバーを当てる宝くじを引き当ててしまったんです。銀行に行って通帳を受け取ると、今まで見たことがないようなゼロの並んだ金額が書いてある。じーっと見てますと、担当者が一冊の小冊子をくれました。そして、必ず読んで下さいと言うんです。その小冊子のタイトルは、「この日から読む本」です。これは一千万円以上の宝くじ当選者全員に配布するものです。
急に大金持ちになった人間の異常行動
そこには、急に大金持ちになった人間が、如何に異常行動を取ってしまうかについて、警告をする言葉が書いてあるんです。彼はそれを読みました。読みましたが、ふと気付くと３年間で、２億円も散財してしまったそうです。どうしてばかなことにお金をつかってしまったんでしょうか。ストレスがたまってたまって仕方がない、そのストレスを解消するため脱兎言うんですね。では一体どんなストレスだったんでしょう。大当たりしたのにそれを誰にも言わないようにするというストレスなんです。何故幸運を知らせないんでしょうか。知らせたが最後、まともな人間関係を築くことが出来なくなってしまうからです。知られたら利用されるかも知れない。つけ込まれるかも知れない。下心のある人間しか近づいてこないかも分からない。それで億万長者になりながら、今までと同じような生活を続けている事へのストレスで、ばかばかしいことに浪費してしまうと言うんですね。しかし、知られることを恐れるのは、付け入れられると思っているからです。もし自分のありのままを知っても、つけ入ることなどしない友がいるなら、その人には打ち明けるのではないでしょうか。
理解者のそばにいると元気になれる
私は８月の数日間、何人かのクリスチャンの友人達と過ごしました。底には宣教師やボランティアのスタッフがいました。その数日間は、私にとって至福の時でした。なぜなら彼らは、私のことをよく知って、しかも私のありのままを受け入れてくれる友達だったからです。彼らに対して私は、何も隠しませんでした。彼らも私に何も隠しませんでした。見解の相違はありますが、だからといって互いに攻撃することもありませんでした。互いに尊敬しているからです。彼らと射るとき、私は話しても良いし、黙っても良い、一緒にいても良いし、席を外しても良い。一夏の激務の後、互いにねぎらい愛ながら、ゆったりとした時間を過ごすことは、英気を養う上で役に立ったと思います。不完全であったとしても、理解者のそばにいると、元気になれるんですね。神様はあなたの完全なる理解者です。なぜなら、聖書にこう書いてあるからです。「主は私たちの成り立ちを知り、私たちがチリにすぎないことを心に留めておられる。」神様はあなたの作者です。ですから、あなたの成り立ち、あなたの生い立ち、あなたの個性、あなたの弱点、そして、あなたの過去の全ての失敗や罪も含めた一切の人生を、完全にご存じなんです。あなたは神に完全に知られているのです。
あなたを完全に受け入れることが出来る神
第二に、神様は、あなたの全てを知った上で、あなたを完全に受け入れることが出来る方です。なぜなら、聖書にこう書いてあるからです。「あなたがたも、かつては神を離れ、心において敵となって、悪い行ないの中にあったのですが、今は神は、御子の肉のからだにおいて、しかもその死によって、あなたがたをご自分と和解させてくださいました。」 御子というのは神のひとり子、イエス・キリストのことです。
ある女の子の手紙
あるミッション系幼稚園に通う四才の女の子がいました。彼女はある晩、お母さんに字を教えて欲しいと頼み込みます。どうせ長続きしないだろうと思って、毎晩寝る前に、「あいうえお」から教えたんですが、実に根気強いんですね。他のお稽古事は、どれも来れも途中で止めてしまう子が、文字の習得には、異常なほどの粘りを見せたのです。ある日のこと、幼稚園の担任の先生から、電話がかかってきました。実は今日お子さんから、手紙をあずかりました。「先生から神様に渡しておいて下さいと頼まれた。」そう言うんです。お母さんの許可をもらってその手紙の中味を開くと、こう書いてありました。「神様、良い子にするのでパパを帰して下さい。お願いします。」彼女のお父さんは、半年前、交通事故でなくなっていたのです。事故の直後はショックでよく分からなかったけど、日が経つにつれて、パパに無性に会いたくてたまらなくなったのです。お母さんは、やっと分かったんですね。何であんなに頑張って字を覚えようとしたのか。
神様に手紙を書くため
字を覚えたのは、神様に手紙を書くためだったのか。母親として、その手紙の文面に触れたとき、心が揺さぶられ、涙をこらえることが出来なかったそうです。ひとり子の祈りは、親の心を射貫くのです。神のひとり子イエス・キリストは十字架に架かって、あなたのために祈られました。父よ。どうぞ神から離れているこの人を、取り戻させて下さい。罪の償いは、私が代わりにしますので、どうぞこの人をありのままで完全に受け入れて下さい。それは神の心臓のど真ん中を射貫くような祈りでした。キリストはあなたのために十字架の上で、罪の刑罰を受けて下さったのです。そして、死んで３日目に復活して、救いの完成を立証して下さった方なんです。この御子の犠牲の故に、あなたは完全に神に受け入れられるのです。神様は、あなたの裏も表も、完全に知った上で、あなたを完全に受け入れて下さるのです。
神の受け入れをあなた自身が受け入れる
第三のステップは、神の受け入れをあなた自身が受け入れることです。神様があなたを受け入れて下さったことを、あなた自身が受け入れることです。これが救いを吸収し、自分のものにすると言うことなんですね。是非、今日、救い主イエス様を、自分自身の個人的な救い主として、受け入れて下さい。心からお勧めしたいと思います。
あなたがたも、かつては神を離れ、心において敵となって、悪い行ないの中にあったのですが、 今は神は、御子の肉のからだにおいて、しかもその死によって、あなたがたをご自分と和解させてくださいました。それはあなたがたを、聖く、傷なく、非難されるところのない者として御前に立たせてくださるためでした。
