#928「神々から解放する唯一の神」

 明けましておめでとうございます。高原剛一郎です! 

 

今年も、「聖書と福音」をよろしくお願いします。

ところで、お正月の三が日は、仕事から解放されてホッとされてる方々もきっと多いことでしょう。でも、しばらくするとまた日常生活に戻りますね。休んだぶん、洗濯物もたまってきます。しかし、もし、洗濯しなくても自分できれいになっていくシャツや服があったら、便利だとは思いませんか。そんな服を開発した研究所があるのです。

NATICK(ネイテック)研究所

アメリカのNATICK(ネイテック)という、アメリカ陸軍の研究所です。ここは、降りかかってきたあらゆる液体をはじき返して汚れまで取ってしまう、夢の軍服を作ったのです。この「あらゆる液体」の中には、サリンやVXガスのような化学兵器も含まれているのです。あらゆる有害物質をはじき返す、究極の撥水コーティング服なんですね。普通、撥水コーティングというと服の上からコーティングスプレーをかけるんですが、これでは、時間と共に効果がなくなってしまいます。

ハスの葉っぱの構造をモノマネ

ロータス効果で水をはじくハスの葉っぱ

ところがこの軍服は、服の繊維構造そのものが撥水加工となっているんです。いったい、どのようにして作られたのでしょう。ハスの葉っぱの構造をモノマネたのです。ハスという植物は泥水に咲いていますが、葉っぱはいつも清潔なんです。葉っぱの表面に無数の柔突起があって、かかった水は水玉になって転がっていくからです。転がりながら葉っぱのホコリを吸い取っていくので、いつもきれいな状態なんですね。これを、ロータス効果というのです。ロータスというのはハスのことです。このハスの葉っぱをそっくり、工業的に再現したとき、あらゆる液体をはじき返す理想の軍服ができたのです。

自然界の見事なデザイン

ネイテックは、アメリカ陸軍最高の知恵者集団です。この知恵の最高峰たちが積極的に取り入れたくなるようなすごいデザインが、この自然界にあふれているのです。つまり、この自然界は途方もなく賢く造られているということなのです。見事なデザインは、優れたデザイナーなしには描かれません。自然界が見事すぎるデザインで成り立っているならば、それを作られた完全なるデザイナーがおられる、ということになるのではありませんか。

創造主こそあなたの作者

聖書は、この世界とその中にある全てのものを造られた方を、神と呼んでいます。この創造主こそがあなたの作者であり、あなたの存在目的であり、あなたの魂の親なのです。

それでは、今年最初の聖書のことばを紹介いたしましょう。

「あなたには、わたし以外に、ほかの神々があってはならない。」

あなたをお造りになった神様以外に、神々を作ったり、持ったり、拝んだりしてはならない、と聖書は語るのです。
それには三つの理由があります。

大冠高校野球部

第一に、人が自分で作った神々によって、人は萎縮し、本来の力を発揮することができなくなってしまうからです。

実は、昨年の夏の甲子園大会出場の一歩手前まで行った大阪の公立高校に、大冠高校があります。公立高校としては実に19年ぶりに決勝の舞台に立ったのです。春のセンバツ王者、大阪桐蔭相手に善戦したものの、あと一歩およばず準優勝におわりましたが、公立の星として話題になったのでした。

大強豪私立の名前に負けない

実は、大阪は高校野球でも最激戦区で、甲子園に出るためには8回勝たなければなりません。大冠高校は、甲子園出場経験のある私立高校を3校撃破して決勝まで登りつめたのです。どうしてそんなに勝ち進むことができたんでしょう。監督の東山さんは、最初に取り組んだのは「強豪私立の名前に負けない」ということを学ばせるということだ、というのです。

自分の作った影におびえる

高校生は、全国優勝経験のある私立高校の名前を聞くだけで、心理的に押さえ込まれてしまいやすいのです。そうなると、本来の力を発揮することなどできなくなってしまいます。自分達で作った影におびえて力が出ないんですね。しかし、いくら強いといったって、プレーをしているのは同じ高校生です。つまり、自分達と同じ年頃のただの人間なんです。このただの人間に過ぎない高校生の集団を、どんなに努力してもかないっこない存在にしている限り、勝てるものも勝てないんだっていうんですね。

真に畏るべき存在は神だけ

この、本来弱さを持つものを、実際以上にすごい力を持つもののように崇めるとき、それはその人にとって偶像や神々となっているのです。世の中で真に畏るべき存在は、あなたをお造りになった神だけです。それ以外のものにひざまずくことは、あなたの尊厳を貶めることになるのです。

お客様は神様です

第二に、神ならぬものなのに神のように考えやすいものの代表、それは「自分自身」ということです。国民的歌手の三波春夫さんの名セリフに、「お客様は神様です」がありますが、この言葉ほど誤解されて広まっているものはありません。これは、お客様=神様という意味ではないのです。もともと芸能や芸術というのは、神の前に捧げられるものでした。三波さんは、人間のお客を神に見立てて雑念を払っていたのです。つまり彼にとってお客様は、人間ではなく、神様です、と言っているのです。

誤解した悪質な客

ところが、何を誤解したのかお客の立場になると、自分のことを神のように考えている人がどうやら増えている、というのです。スーパーやコンビニで働く人々の約7割が、お客さんからの暴言、脅迫など、悪質なクレームを受けた経験があるそうです。「死ね」「辞めろ」などと暴言を吐き、土下座を強要し、接客中の女性従業員のからだに触れたりする。こういう迷惑行為で精神疾患や退職に追い込まれるケースが後を絶たない、というのです。

自分のことを神と思う

これは流通業界だけではありません、いまや、学校ではモンスターペアレント、病院ではモンスターペイシェントが横行し、現場は荒らされているのです。どうして、こんな態度になってしまうんでしょう。自分のことを神と思っているからです。神でもないのに、神のように思い込んでいるからです。しかし、この生き方は不幸です。そのような人に、本当の友となる人はいなくなるからです。いつ自分を支配しにかかるか分からない人は、皆に敬遠されてしまうからですね。

本当の平安は創造主から

第三に、創造主以外に頼りとなる神々を持つ限り、本当の平安はやってこない、ということです。神々っていうのは、自分の安心のよりどころのことです。これは、別の言葉では偶像ということができると思います。人間は不安を解消するために、次々といざというときの頼みの綱を作り出すのではないでしょうか。

財産や人気が神

ある人にとっては、財産が神です。ある人にとっては、人々からの人気が神です。またある人々にとっては、自分の子供が、自分の安心のよりどころとなる神です。しかし、財産というのは持てば持つほど、それが失われたり減ったりしないように、という別の心配の種になるのです。人気者は、人気が去ることをいつも気にして心をすり減らしています。

あなたの人生の目的

また、自分の子どもに全てをかける人は、子供が独り立ちすることを喜ばない傾向があります。そして、子供というのは、親がしがみつけばしがみつくほど離れていくものなのです。しかし、あなたがどんなにしがみつこうが、決してあなたを厭うことのない神がおられます。それは唯一の神です。あなたを造り、あなたを今まで生かし、あなたに人生の目的を持っておられる、創造主なる方です。(※厭う-いとう-とはきらうの意味)

神を受け入れる

2018年、まず、この唯一の神を、ご自分の神として仰ぎ、受け入れる決心をなさって下さい。心から、お勧めしたいと思います。